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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 121
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、新世代EC時代の商品の品質の考え方についてご紹介します。
バイトダンスのTikTokにTikTok Shoppingという機能が国別に順次追加されています。中国版「抖音」と同じようにショートムービーの画面をタップすることで、商品詳細ページがポップアップされ、その場で購入できる機能です。現在、インドネシアでTikTok ECが始まっていて、以降、シンガポールや東南アジア各国に展開される予定です。
日本での提供開始時期はまだわかりませんが、いよいよ「店舗」「EC」「ショートムービーEC」「ライブコマース」と四方向に商品を展開する時代がやってきます。
このような新世代EC時代になると、商品の「品質」も従来の考え方と違ってきます。故障しない、高級がある、使いやすいといった品質だけでなく、「注文したらすぐに届く」「サポートが素早く対応してくれる」といった体験面も品質の一部と考えられるようになり、消費者は総合的な品質に基づいて購入を判断するようになります。
「うちはメーカーなので、配送やサポートは委託企業にお任せしている」という姿勢はもう通用しません。業務委託をするのはいいとしても、品質の定義をしっかりと行い、委託企業に対しても制御が効く体制を構築する必要があります。
今回は、ライブコマース時代の商品品質の考え方についてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 121
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▼目次▼
ライブコマース時代の商品品質とは。配送・サポートはもはや重要な品質の要素
小米物語その40
アリババ物語その40
今週の「中華IT最新事情」
Q&Aコーナー
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