円安でも株が上がらない
「株と為替が逆行する傾向」
ドル円の動きと日本の株価とが期待と逆行するケースが多くなりました。ドル円は昨年来緩やかな円安傾向にありましたが、今年3月18日、日銀の黒田総裁が会見で「円安は日本経済には全体としてプラス」と発言されてから加速しました。昨年10月の1ドル110円前後から3月半ばでも115円でしたが、総裁会見後に円安が加速し、先週は一時129円台後半まで進みました。
この間、円安は株高をもたらしたかと言えば、実際は逆でした。昨年10月は日経平均が29,000円を付けていましたが、今年3月には27,000円割れを見、このひと月では10円以上の急激な円安でしたが、日経平均は27,000円前後にとどまっています。21日は1日で1円円高になりましたが、株価はむしろ335円高となり、22日は0.5円ほど円安となりましたが、株価は一時600円安となりました。
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