春海とラブホに行ったのは、2月下旬。まだ寒い時期だった。
ほかのみんなと同様に、久しぶりのラブホだから、彼女は朝からうれしそう
にしていた。
昔……といっても、かなり昔のことになるが、彼女が30代の頃はちょくち
ょくラブホに行っていた。
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★ 体と心のセックス・ライフ ★
≪ Section 〜905〜 ≫
『週末の過ごし方(29)』春海とラブホ 前編
…… 2022/4/23号 ……
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普段はマンションの自宅でセックスしていたが、ときどき気分転換でラブホ
に行った。自宅では大声は出せないし、バスルームは狭いし、いろいろと制約
があったからだ。ラブホは非日常で、制約のない自由な空間だったんだ。
午前9時にチェックインして、午後7時までの10時間。春海とふたりだけ
の時間を過ごす。
麻由美とは延長戦をしたこともあって、今回も延長戦をすることを前提にし
ていた。いつも延長戦ができるわけではなく、翌日の仕事を調整できる場合に
限られる。在宅ワークが増えて自由度はあるが、それも仕事量しだい。
ラブホの部屋に入ると、オレたちは裸になる。家ではいつも裸かバスローブ
1枚なので、服を着ているのがわずらわしい。服を着るのは、外に出るときの
装備なんだ。
今日の春海は、外出するために軽くメイクをしていた。スッピンでも可愛い
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