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生き残るのは米中どちらの秩序か (その3)

兵頭正俊の優しさ出前
  • 2022/04/27
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■■ 2022/04/27 ■■ 兵頭正俊の優しさ出前 ~3分でマスメディアとは違ったステージに招待します ~ ■■■■■■■■■■■■■■ 内容のレベル:中高級者向け発行人 :兵頭正俊登録解除 はここから http://bit.ly/AvYMkY  ━━━━━━━━━━  生き残るのは米中どちらの秩序か (その3) ━━━━━━━━━━ この現実を理解した国々が反応を示し始めている。近隣 諸国は、自国の領土とシーレーンの安全を確保するため に軍備を強化し、外部パワーと連携しつつある。経済大 国の多くも、実質的に中国抜きで貿易、投資、技術に関 する新基準を多国間でまとめるようになった。民主諸国 は、内外の権威主義勢力に対抗する戦略の考案に向けて 連帯し、その試みを調整するための新枠組みが数多く出 現している。このような動きは、リアルタイムでみると 散漫にみえても、日常から1歩引いて冷静に捉えると、 その全貌が現れてくる。よくも悪くも、中国との競争が 新しい国際秩序を形成しつつある」 (引用終わり) このことについては何度か書いてきたが、中国の脅威、 一極覇権の米中の交代、それをいくら悔しがっても、今 日の中国を育ててきたのは米日である。米日政府の経済 的な支援、技術の啓蒙、教育、譲渡、米日企業の大量の 進出、それがなければ今日の中国の興隆はなかった。 日本の戦略のなさは相変わらず続いている。朝鮮自民党 が良くないのだが、これからは中国の属国になって、お こぼれを頂戴して生きて行く三流国の道が待っている。 「中国の人口危機が本格化し、現在から2030年にかけ て生産年齢人口は7000万程度減少し、高齢者人口が1億 3000万増えると予測されている。これほど多くの課題 に直面している国が、世界の富裕国からの断固とした反 対を前にしても、独自の国際秩序を長く維持できるとは 考えにくい」。まだこんなことをいっている。その条件 は米日にも襲ってくるのだ。 中国との競争が新しい国際秩序を形成する。これはすで に現実化している。可能性ではない。現実だ。日本は安 保は米国と結び、経済は中国と結んでいく。そんなバカ な、といってもそれをやるのが自民党だ。おそらくアメ リカは黙っている。日本が貿易で食っていることを知っ ているからだ。まだ、よく安保で残ってくれたと喜ぶか もしれない。アメリカをハグし、同時に中国をハグす る。これが自民党だ。この異様な政党にはもっと関心を 持つべきだ。 新しい秩序は、マイケル・ベックリーによると、連帯の 形成よりもライバルを抑え込む目標から形成されてき た、という。過去4世紀の主要な秩序は「排除のための 秩序」だったのである。それも戦争をせずに敵を封じ込 める費用対効果の高いやり方だった、という。 中国は田舎者の国家だ。「内なる抑圧を強化し、対外的 強硬路線を繰り返す」。「東アジアで強硬路線をとり、 グローバル経済で排他的経済圏を形作ろうとし、権威主 義的統治をかつてなく効果的に実践できるデジタル監視 システムを輸出」というと、これは田舎者そのものだ。 とくに最後の項目、「権威主義的統治をかつてなく効果 的に実践できるデジタル監視システムを輸出」といわれ ると、恥ずかしくなって逃げ出したくなる。

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