2022.04.29更新分
■ 強い引き合いが続く!水処理装置 ~ 半導体の微細化が進むほど需要が高まる超純水
半導体製造装置大手の2023年3月期は、旺盛な需要を背景に市場予想ベースで前期に続き最高益となる見通し。世界の半導体市場は活況が続く。自動車やデータセンター、産業機器向けなどで引き合いが強く、供給不足を受けて半導体メーカーは増産を進める。
旺盛な半導体需要を受け、装置メーカーの業績も拡大が続きそう。大和証券は国内最大手の東京エレクトロンやSCREENホールディングスなど、ウエハーに回路を形成する前工程向けの装置市場が22年に前年比22%増の1040億ドルに拡大すると予想する。
そんな半導体の製造工程において「洗浄」という工程の重要度が高い。全体の3~4割は洗浄工程が占めており、世界の「半導体洗浄装置」市場においては、東京エレクトロンとSCREENホールディングスの2社で7割のシェアを占める。
そして、半導体を洗浄したり洗浄用の薬液を希釈したりするために欠かせないのが「超純水」である。つまり、半導体装置の出荷が好調で市場が拡大し、なおかつ回路の微細化が進むほど、超純水の需要も高まると考えることができる。ちなみに、超純水とは「理想純水」と言われる不純物ゼロの状態、電気比抵抗で言うと18.24メグオーム・センチメートルに近い水のことで、超純水を提供したり、超純水製造装置を提供できたりする企業は自ずと限られる。
以下に、超純水そのものや超純水製造装置に関わる企業を挙げておくこととしよう。
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