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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 122
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、ファーウェイスマホの復活についてご紹介します。
2021年は、ファーウェイのスマホ事業にとって散々な年となりました。散々というより「消えた」といった方が正確かもしれません。米政府による制裁で、米国企業がファーウェイに特定技術を輸出することを制限したため、Androidのグーグルアプリ群だけでなく、肝心のスマホチップの生産ができなくなりました。
当面は、在庫のチップを使い製造をしていましたが、じゅうぶんではなく、生産ができずに出荷数が落ちていきます。Counterpointなどの出荷統計では、「その他」に含められてしまい、「ファーウェイ」の項目が消えてしまいました。
しかし、ファーウェイのスマホは死んでいません。すぐさまハーモニーOSを発表し、Androidに頼らないスマホ生産を始めました。米政府の制裁のねらいは、大方の予想通り5Gにあったようで、4Gのみ対応のチップであれば米クアルコムから入手でき、それで新製品を発表しています。
そして、4月27日には、ウェイボー公式アカウントで、「供給は大幅に改善されました。今年はファーウェイのスマホが帰ってきます」という宣言を行いました。
ハーモニーOSとはどのようなもので、どこまで普及する可能性のあるものなのでしょうか。
今回は、ハーモニーOSとファーウェイの巻き返しについてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 122
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▼目次▼
ハーモニーOSで巻き返しを図るファーウェイ。ファーウェイのスマホは復活できるのか
小米物語その41
アリババ物語その41
今週の「中華IT最新事情」
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