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風の声を聴く【前線解析と梅雨のはしり】220501

気象予報士 荒木真理子の『風の声を聴く』
  • 2022/05/01
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◇──────────────────────────────────────────────◇ 気象予報士 荒木真理子の 『風の声を聴く』 ◇───────────────────────────────────────2022.5.1号 ◇ いよいよGWがスタートしました。今年は、新型コロナの感染が拡大して以降、緊急事態宣言やまん延防止措置などの行動制限が3年ぶりに求められないGW。みなさんはどんなご予定でしょうか。 わが家は、引っ越しに小学校入学と、春にかけてガラッと環境が変わったので、まずは新しい地に慣れ、ゆっくり過ごしたいと思っています。 また、最近は立て続けに悲しいニュースが入ってきて、心が痛み、どこか開放的な気分になれません。なかでもショックだったのは、知床の観光船の事故です。私は知床が世界遺産登録されることになった2005年、同じコースをまわる遊覧船に乗りました。ウトロ港を出発して、温泉湯が流れ落ちるカムイワッカの滝、続いて海食洞に豪快に注ぐカシュニの滝を臨みました。 知床半島の先端からUターンすると、サービス精神旺盛な船長は、ヒグマの生息地であるルシャ湾にまで立ち寄ってくれました。澄んだ青空が広がっていたオホーツクの海は、今でも脳裏に焼き付いています。 事故に遭われた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、未だ行方不明の方々の一刻も早い発見と救出を、心からお祈りしています。 では、今回は、事故後の救出活動に水を差した急速に発達した低気圧や、季節を先取りして出現した前線について見ていきましょう。

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