今週のざっくばらん
Nouns Art Festival
先週、参加したことを紹介したNounsDAOですが、この組織をどう活用するかを模索中です。
その一つが、何年も前から温めていた「オンライン映画祭」の開催です。映画祭としては、カンヌ映画祭やアカデミー賞が有名ですが、これらは昔ながらのビジネスモデルに縛られており、新しい形の映画祭が必要と感じているのです。
情報を伝える手段は、基本的に、文章、文章+画像、音声、音声+画像、映像など、さまざまな方法ありますが、映像が最も効率よく情報を伝えることは明確です。
その先には「仮想空間・メタバース」のようなものも今後は出来てくるとは思いますが、VR/ARグラスの不便さを考えれば、やはり映像、それもスマートフォンの小さな画面を通した短時間の映像(ショート・ビデオ)にこそ、大きな将来性があると確信しているのです。
そんなことを考えるきっかけになったのが、ソチ・オリンピック向けに P&G が作った "Thank You Mom" というビデオです。わずか2分強の映像ですが、母親の素晴らしさ、スポーツ(オリンピック)の素晴らしさを伝え、観る人に感動を与える、素晴らしい作品です。
当然ですが、一番の目的である、子育てに使う日用品を数多く販売するP&Gの企業イメージを上げることにも大いに役立っていますが、それで全然構わないのです。
この手の素晴らしい作品が、より多く Youtube などを通して無料で公開され、それが結果として人々の心を動かし、より良い世の中が作られるのであれば、こんなに素晴らしいことはないと感じたのです。
そこで考えたのが、この手の作品を表彰する音楽祭の開催です。今の時代に相応しく、全てはオンラインで行い、世界中の誰もが、クリエーターもしくは審査員として参加出来るようなオープンな仕組みです。
この構想はかなり前から私の頭の中では出来上がっていたのですが、私が一人でローンチしても成功させることは難しいので、特にマーケティング面で協力してくれるパートナーが必要と考えて来ました。
そこで、今回参加した NounsDAO をパートナーとし、賞金の提供、マーケティング面での協力をお願いしようと考えたのです。
DAOから(賞金のための)お金を引き出すには、プロポーザルを書いて、メンバーに承認してもらう必要があります。しかし、DAOに参加したばかりの私には(DAO内での)実績が一切ないので、説得するのは簡単ではないと覚悟していました。
すると、たまたま、DAOの既存のメンバーから連絡をもらったので、私のアイデアを話したところ、「いきなりプロポーザルを出しても承認される可能性は低い。まずは実績を作ってからが良いと思う。DAOには small grant と呼ばれる仕組みがあるので、まずはそこの予算を使うと良い」との提案を受け、実際の予算の配分をもらうことが出来ました。
小さな予算とは言え、いきなり予算もついたので、実際のプロジェクトとして立ち上げるべく、ドメインを入手し、ウェブサイトを作りました。
映画祭の正式名称は、NounsDAO の名前を反映して "Nouns Art Festival" とし、その略称である NounsFes で .org と .com のドメインを取得しました。
ウェブサイトは、基本的にスタティックなページで十分ですが、拡張性を考慮して Firebase + Vue の組み合わせで作りました。ちょうど、シンギュラリティ・ソサエティの仲間が作ってくれた、firebase-vue3-startup-kitというテンプレートがあるので、それをベースに作りました。
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