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「逆走する」中国経済 日本の歩んだ泥沼へ 「中華再興」どうなる?

勝又壽良の経済時評
  • 2022/05/05
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習近平イデオロギーとは PMIは連続50割れへ 5.5%成長「至上命令」 日本と同じ泥沼の道歩む 中国は、習近平氏の国家主席3期目を巡る思惑で混迷している。習氏が、今秋の共産党大会で思惑通り3選を実現するには、これまで習氏による指導が誤っていなかったことを「証明」しなければならない。すなわち、次の2点であろう。 1)ゼロコロナ政策は、人命を尊重する共産党の思想に則していること。 2)米国へ対抗する外交政策は、間違いなく共産党の思想に合致する。それゆえ、ロシアと協力していくこと。 習近平イデオロギーとは 以上の2点は、単なる政策の域を超えて「イデオロギー」化されている。イデオロギーとは、物事に関して歴史的・政治的な自分の立場によって構築された考え方である。つまり、前記の2点は、結果がどうなれ、習氏の政治的な立場を有利にするべく採用された政策である。中国の将来に対して、どのような結果をもたらすか。そういう視点よりも、習近平氏の利益になるかどうかが、重大な関係を持っている。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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