第210号(2022年5月6日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
読者の皆様、久々の“宣言なし”のゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしょうか?
いつもお読みくださり、そしてコメントやご質問も頂戴し、誠にありがとうございます。
さて、今週号のメルマガですが、
まず【1】のコーナーでは、新しいテクニックをご紹介いたします。
それは名付けて【Door in the Face Technique】です。
注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に、国際情勢ですが、今週もいろいろとありました。
そのトップはやはり【ウクライナ戦争にまつわる情勢】です。
国連事務総長の調停努力が水泡に帰す中、各地での戦闘の激化とともに、
ロシア政府側からの煽りも強度を増しているように思われます。
ラブロフ外相による『第三次世界大戦を始めようとしているのは欧米だ』という発言や
『ロシアはどのような圧力にも屈しない。ロシアを侮辱するものに対しては、相応な報復で応えることになる』という、
解釈によっては核戦争への覚悟を決めたともとれる内容がありました。
またショイグ国防相による『ウクライナに対して行われているNATOとその仲間たちによる武器供与は、
ロシアに対する明らかな宣戦布告であり、それに対するいかなる報復措置も合法である』という発言も、
これまでとはレベルの違う緊張感が漂う内容になっています。
それを『ロシア側が追い詰められている証拠だ』と喜ぶ意見もちらほら聞かれますが、果たしてどうでしょうか?
そのような中、珍しく迅速に対応に乗り出し、珍しく明確に反ロシアの姿勢を示した日本政府の姿勢は、
ロシアのイライラをさらに募らせ、ついには日本もロシアにとっての“敵対勢力”という姿勢が鮮明になってきています。
戦争が展開されているのは、現時点ではウクライナ国内ですが、果たして今後、この戦火が広がり、
もしかしたら日本にまで及びかねないことに対しては、どのような備えがあるのでしょうか?
この内容については、【2】のコーナーでお話しします。
他には、また活発化してきた北朝鮮によるミサイル発射と、
じわじわと兆しが見えてくる核実験の準備という“別の危機”が我が国に迫っています。
ロシア、中国、そして北朝鮮という“核保有国”を隣国に持つ我が国はどのように自国の安全保障を確保するのでしょうか?
不安が募ります。
様々なアングルから、今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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