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ひろゆき、DaiGoの「折り鶴」発言は、事実誤認、障害者差別 ~1~ そもそも彼らはアルバイトはできない(2022年5月8日号)
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「ロシアの侵攻で大変な状況にあるウクライナの人々の心に寄り添おうと、埼玉県行田市]の障害者就労移行支援施設「レイズアップ」の利用者が、同国国旗の色の青と黄で折り鶴を作った。25日に東京都港区の同国大使館に届ける予定という」
この朝日新聞デジタルが4月12日に配信した記事が波紋を広げた。これを受け、「ひろゆき」こと西村博之氏が16日、Twitterで、
「千羽鶴とか『無駄な行為をして、良い事をした気分になるのは恥ずかしい事である。』というのをそろそろ理解して貰いたいと思っているのは、おいらだけですかね?」
と投稿。
さらに投稿に反応した自称メンタリストことDaiGoが、これまたTwitterで、
「ひろゆきさんの言う通り、ウクライナに折り鶴送るは狂気。実際は誰と助けないのに、いいひとぶりたい人のエゴでしかない。結局、口だけで誰も助けず、いい人振りたいだけの愚者の行動。そんな暇あるなら、バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと。(※原文ママ)」
と述べた。
しかし、そもそも、この二人の投稿には大きな事実誤認がある。
折り鶴を送る人たちが、「障害者就労移行支援施設」に通う、障害を持つ方々であり、さらに折り鶴の送る先が、「ウクライナ大使館」であること。
また「就労移行支援施設」とはいえ、日々、障害者雇用を含め、障害者が就労するために日々、ビジネスマナーやさまざまなスキルを学ぶ場所。そもそも、バイトなど原則、行くことができないのだ。
さらにいえば、そこに通っても交通費は出るところもあるが、原則、「訓練」なので収入などもらえない。そのため、海外送金もできない。
日刊ゲンダイには、施設関係者の言葉として、
「今回の一件はウクライナ大使館も『ありがたい。是非お願いします』と言ってくださったことからスタートしているものと聞いています。
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