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韓国「新政権」、首相が決まらない異常 進歩派の妨害「国家の体裁なさず」

勝又壽良の経済時評
  • 2022/05/09
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新首相候補に難癖つける 野党のイデオロギー優先 政策ことごとく対立状態 外交政策でフォローの風 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は5月10日に発足するが、すでに「少数与党」(与小野大)の悲哀を舐めさせられている。国会の議席は、与党「国民の力」が109に対して、野党「共に民主党」が168と圧倒的に野党優位な状態だ。 これを反映して、韓国の初代首相候補者として指名された韓悳洙(ハン・ドクス)元首相に対して、野党になる「共に民主党」が拒否した。韓氏は、進歩派政権の盧武鉉(ノ・ムヒョン)時代に首相を務めた経験者である。拒否の理由は、民間で顧問をしたときの給与が高すぎたというもの。給与は、能力に対して支払われるもので、第三者が判断すべき事柄ではない。それを敢えて持出したところに、新野党による尹政権妨害意図が窺える。 新首相候補に難癖つける 与党になる「国民の力」は、「韓首相候補の承認にケチをつける民主党の行為は、尹錫悦政権の足を引っ張ることを越え、発足自体を否定するものであり、これは新政権発足を念願する国民に対する一つの暴挙だ」と批判した。また、「韓首相候補は産業や通商、外交まで全体に精通した大韓民国に必ず必要な方」だとしたうえで、「国民の選択によって誕生した新政権が順調にスタートを切れるよう、民主党が協力してほしい」と話している。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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