■■ 2022/05/09 ■■
兵頭正俊の優しさ出前
~3分でマスメディアとは違ったステージに招待します
~
■■■■■■■■■■■■■■
内容のレベル:中高級者向け発行人 :兵頭正俊登録解除
はここから
http://bit.ly/AvYMkY
━━━━━━━━━━
勝敗ではなく、金儲けがテーマのウクライナ戦争 (その2)
━━━━━━━━━━
兵頭解説(第2部)
1 バイデンの戦略で、現在米軍は直接紛争に関与していない。
米兵の死者は、バイデンの選挙を危うくする。
軍産学複合体に大儲けさせ、バイデンが選挙に勝てばい
いのだ。
プーチンの首を取れたらそれに越したことはないが、第
三次世界大戦の危険は犯さない。
2 現在の紛争中、ロシア軍、ドネツク人民共和国軍、ル
ガンスク人民共和国軍の手に落ちたジャベリンの多くが
有効期限が2022年だ。
アメリカ軍事専門家は、耐用年数が切れたジャベリンを
使って、ウクライナ兵士に、ジャベリン・システムの操
作を教えている。
耐用年数が切れたジャベリンを使うのは、軍産複合体を
儲けさせるためであって、戦争に勝つのは目的ではな
い。
3 ヨーロッパとNATOが武器弾薬補充が必要になれば、
注文を受けるのはアメリカ軍産複合体だ。
要は儲けるのはあくまでもアメリカであって、他の国で
はない。この点に関しては厳しい規制がある。
4 ウクライナでの紛争のエスカレーションで引き起こさ
れたこの新「ゴールドラッシュ」を利用してアメリカの
兵器企業は大急ぎで利益をかき集めている。
5 ヨーロッパ再武装はアメリカ武器製造業者に莫大な利
益をもたらす。
そのご褒美がバイデンの選挙勝利である。
ここでは露西亜もプーチンも顔を出さない。
6 兵器産業幹部連中は、既にこのプロジェクトから得ら
れる利益について、株主に約束し、メディアに話し始め
た。
7 既にドイツは、最新型戦闘機F-35戦闘機 35機をアメ
リカの製造業者ロッキード・マーティンに、チヌーク
CH-47F大型輸送用ヘリコプター 60機を、アメリカの航
空宇宙大手ボーイングに注文した。こういった外国勢の
アメリカ製の兵器購入が話題になるのもウクライナ戦争
の特徴だ。繰り返しておくが戦争の勝敗はこの戦争では
問題ではない。いかにアメリカ軍産学複合体が儲けたか
が、本質的な問題なのだ。
8 ポーランド国防省は、この戦車の最新版アメリカ製エ
イブラムスM1A2SEPv3戦車 250輌購入契約書に署名し
た。
戦車チームの訓練を含め兵站と支援に対する契約にも署
名した。
これら戦車購入のため総計約60億ドルの予算を組ん
だ。
ポーランド軍によれば、第二次世界大戦以来最大の兵器
購入だ。
日本もそのうち購入させられるだろう。
9 他の誰も、この新ゴールドラッシュから利益を得ない
ことを確実にすべく、アメリカはウクライナへの武器の
国際供給を調整するつもりだ。
儲けるのはアメリカだけだ。
なぜならバイデンの選挙があるからだ。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)