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第34回:内閣府・内閣官房の位置づけを知る‐政策提案のカギとなる 2つの重要官庁‐

政策人材のための教科書 ~現場の声を政策につなげるために~
  • 2022/05/09
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1.謎の官庁、内閣府と内閣官房 内閣府と内閣官房、と聞いて何をしている省庁なのかを正確にイメージできる方は多くはないでしょう。その担当する政策は多岐にわたるので、そのすべてを把握するのはとても難しいものです。また、他の府省庁との関係もつかみにくいと思います。 内閣府の担当分野は、政策の方向性を示す最高レベルの政府決定である骨太の方針の議論や策定に始まり、地方分権、防災、子育て、原子力、クールジャパンなどまで、幅広い分野を担当しています。 一方の内閣官房も、骨太の方針とならぶ重要な政府決定である成長戦略の議論・策定を行っていますし、ギャンブル依存症対策、就職氷河期世代支援、気候変動など多様な政策を担当しています。 よくよく考えてみると、子育て施策は厚労省の担当ですし、クールジャパンは経産省の担当です。気候変動はもちろん環境省の担当ですね。内閣府や内閣官房とそれ以外の省庁では、どうも担当する政策に重複があるように見えるのです。 他の省庁と内閣府、内閣官房の重複だけでなく、内閣府と内閣官房の間でも政策の重複は発生しているように見えます。

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  • 政策人材のための教科書 ~現場の声を政策につなげるために~
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