小林よしのりライジング
第435号 その2 2022.5.10発行
よしりん先生が読者の皆さんからお寄せいただいた質問に直接お答えするコーナーです!
早速、今週のQ&A行ってみましょう♪
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【質問者】
名前:レイアウト
性別:男性
年齢:32歳
住所:鹿児島
職業:フリーター
陰謀論者達の知恵者ぶって主張していることを吟味してみると要するに「戦争をすると戦争を煽って武器を売ってくる巨悪組織が儲けるだけだ」つまり「武器なんかを購入して第三者を儲けさせるだけだから戦争なんかするべきでない」更には「メディアに踊らされてロシアを非難することでロシアとの関係を悪化させて庶民を戦争に巻き込むべきではない」という飛躍にまでなります。
一見先覚者に見えて先生が度々指摘してこられた生命至上主義の行き着く先に見えてしまいます。
例え武器産業を利するとしても祖国を護る為に闘うことがそんなに馬鹿なことに見えるのでしょうか。
【回答・よしりん】
まず武器産業があって、戦争が起こるわけではなく、戦争するから武器産業が儲かるんですね。
国家は戦争をするものだから、武器産業が儲かる。永遠にこうなります。
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【質問者】
名前:なお
年齢:59歳
住所:福岡県
職業:フリーター
称徳女帝と道鏡ですが、これもこの時代におけるデマだと思われます。
女帝はそれ以前に藤原仲麻呂(恵美押勝)という愛人がいて寵愛していたのに裏切られ反乱を起こされています。
そこに宗教者として現れた道教に深く帰依して、こんな立派な方なら天皇になってもらいたいとまで思ったのでしょう。
それが仲麻呂のこともあり、また新しい愛人かと、また天皇にさせるなど言語道断ということで女帝と道教両者を陥れるために愛人説が吹聴され、それが史料にまで残ったのでしょう。それを後世の人間が皆まともに受け取ってしまった、というところではないかと。
江戸時代には川柳で「道教は座ると膝が三つでき」とまで言われています。
【回答・よしりん】
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