[1] 市況展望 (執筆日時:5月16日 22時)
(1) 現在の状況を客観的かつ冷静に考えてみましょう
現在の報道はウクライナ情勢一色ですが、株式市場
ではウクライナ問題は、かなりの程度まで織り込み済
であると考えています。
万が一の想定外の状況にならない限りは、この問題は
すでに「市場には織り込み済」というわけです。
日本の株式市場が今もっとも気にかけているのは
「アメリカ株の行方」であると考えています。
NYダウもナスダックも、「右肩下がりのボックス圏
相場」を形成しています。しかしこの「右肩下がりの
ボックス圏相場」というのは、日本の株式市場は昨年
の2月中旬以降。1年3ヵ月も続けてきています。
NYダウのピークが2022年1月で、ナスダックの
ピークが2021年11月ですから「右肩下がりのボックス圏
相場」に関しては、日本の方が「10ヵ月前後、先輩」
なのです。
しかも、これまでの日経平均株価の推移を思い返して
いただくとおわかりのように、日経平均株価は「右肩
下がりのボックス圏相場」に関しては、すでに「3巡目」
の途中、といったところです。
(2021年2月~8月までが1巡目で、2021年9月から
今年3月までが2巡目で、4月から現在までが3巡目
です。)
アメリカ株はまだ「1巡目」ですから、日本市場が
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