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貞子第二メルマガ:こっそりと「高インフレとの共存の道」を選び取っているFRB

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/05/17
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パウエル議長やその他の連銀関係者たちが、あたかもインフレ退 治に熱心な「タカ派」を装いながら、入れ替わり立ち替わり「6 月・7月には0.50%ずつの大幅利上げを継続する!!!」こと を示唆比続けています。が、その示唆は内実は「たった0.50% ずつしか利上げしないので、株価はまだまだ上がるぞ!!!!」 と、大合唱を続けていることと、同義です。 かくして、5月3~4日のFOMCで、パウエルFRBはこっそり と「インフレと共存する道」へと転換しました。この新手の「パウ エル・プット」で株式市場は戸惑いながらも、5月11日には底を 打ち、翌12日には大幅上昇しました。今週中にも内外の株式市 場はこの新手の「パウエルプット」をなんとか昇華して再び勢い よく上昇気流に乗ることでしょう。 2年前までの「パウエル・プット」は、「物価を押し上げる」こと が目的だったので、堂堂と公言されてから実行に移されました。 ところが、今回の「パウエル・プット」は、公言しないで市場をご まかしながら、こっそりと行われています。なぜならば、この新手 の「パウエル・プット」では、FRBが「物価の安定」という義務 を放棄して国民との約束を破っているからです。 パウエルFRBは、アメリカ株式市場のブームの終焉やアメリカ経 済のリセッション入りを怖れるあまり、5月3~4日にはインフ レ退治の手綱をすっかり緩めて、「高めのインフレと共存する道」 を確信犯的に選び取ったのです。 「インフレ退治」に後手後手に回り過ぎたパウエルFRBは、引続 き「インフレ退治」に後手後手に回り続ける道を選び取っている のです。 ところが、ところが!!! パウエルFRBがこのまま景気刺激的な「インフレと共存する」金 融政策を継続すると、今度は打って変わって、「スタグフレーショ ン(不況の中の物価高)」が急速に台頭してくることでしょ う!!! 2022年の内外の株式市場は、たとえ「リスクオンの流れ」が戻 って来たとしても、その後は一本調子で上昇してゆくことはなく、 乱高下の激しい状態が当分続くのではないでしょうか???? 今後はパウエル議長を始め連銀関係者の発言には要注意。 FOMC開催ごとに、FRBの金融政策の行方には要注意です。

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