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ビジ選☆リーダーズ Vol.951『スモールビジネスの教科書』(武田所長)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■スモールビジネスの概要 お金と時間の面で自由になりたければ、スモールビジネスだ。安定し て高い収入を得ることができ、充実したプライベートを過ごすことが できるからだ。 また、自分の独自性を生かすことができ、追求のしがいのある目標が 持てる。しかも、共通の価値観を持ち、時間と気持ちに余裕のある友 人ができ、対人関係のストレスからも解放される。 勤め人でこれらを手にすることは難しい。時間的な余裕や安定した高 収入、追及しがいのある目標を生涯保証してくれる会社は少ないから だ。コロナの影響でその傾向はさらに加速している。 高いリスクを取るベンチャー起業は、大きなリターンが期待できる。 資金調達環境や起業ノウハウも改善している。ただ、強いプレッシャ ーにさらされた生活になるし、成功率も高くない。 スモールビジネスで成功してからベンチャービジネスに乗り出すこと もできる。実際、そうする人は多い。立ち上げたスモールビジネスを 売却していちど休憩する人もいる。 このようにスモールビジネスで成功することは、様々な生き方へのパ スポートになる。外部の株主がいないため、成長も売却も義務ではな い。自分の生き方を自由に選ぶことができるのだ。 ★ ここでは、自由に使える金を年3000万円以上、2年以内に創出でき るビジネスをスモールビジネスとする。売上は100億円以下だ。成 長より安定を重視し、関係者への利益を最優先するビジネスだ。 オーナーの生き方を制約しないように、外部からの資本を入れず、自 己資本で運営する。ただし、副業などの小さなビジネスや、反対に株 式公開を目指すベンチャーなどは除外する。 なお、スモールビジネスには、適しているビジネスの基本条件がある。 自分が考えているアイデアが、この条件に適合するかを、最初にチェ ックしておくべきだ。 まず、課題自体に多くの人が気付きづらいビジネスであることだ。ビ ジネスを生み出す基本フローは「課題に気付く」「解決策を考える」、 「実行する」の3ステップだ。 その時、課題が多くの人の目に触れる、気付かれやすいものだと、参 入者が過剰になりがちになる。すると、少ない投資で成功し、安定的 に稼ぐことが難しくなる。 だから、そもそも存在さえ知られていない課題に取り組むほうがいい。 少数の人しか持っていない強いニーズを発見したら宝の可能性がある。 これを常に血眼で探すことだ。 たとえば「誰かが不満を述べていないか」「特殊な行動を取ってい ないか」に常に注目するのだ。それを見つけたら「なぜ、そういうこ とが起きているのか」背景を考えるのだ。 ★ 自分の趣味や経験が生きることに取り組むべきだ。優位性を持つため だ。「自分にしかできない」というと大げさなようだが、そんなこと はない。一般人よりうまくできれば問題ない。 属人的ならなおいい。一般に、属人性があると拡大しづらい。だから、 ビジネスの敵とされがちだ。つまり、これがあれば、絶えず拡大を求 められる大企業やベンチャーは参入しづらいのだ。 さらに、称賛されないビジネスがいい。称賛されるビジネスは、市場 機会に対して参入が過剰になりがちだ。また、困難な課題に挑むこと が称賛されることが多い。つまり、成立しにくいビジネスなのだ。 「褒められたい」という欲求を排除すれば、成功確率が高まる。褒め られても儲かるわけではない。不必要な感情からは自由になるべきだ。 そして、利益だけを追求すべきだ。 できれば、すでに類似サービスにお金を払っている人がいる市場がい い。すでに競合がいる分野に参入するのだ。自分でまったく新しい市 場を創出することは難しい。 すでに儲かっている市場に参入し、そのお金を少しだけかすめ取るこ とを考えるのだ。大企業は大量の機会損失を出しているものだ。その おこぼれをわけてもらうだけで、数億円の売上はすぐ立つのだ。

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