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第695回 ウクライナ戦争でミャンマー情勢に変化か?、プレヤーレンが明かすゼレンスキーの正体

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第695回 ウクライナ戦争でミャンマー情勢に変化か?、プレヤーレンが明かすゼレンスキーの正体 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回は読者の方のリクエストに答える。ウクライナ情勢の影になってしまい、ミャンマーの情勢がまったく報道されなくなったので、ぜひリサーチして記事を書いてほしいというリクエストであった。そこで、調べて見ると、ミャンマーの情勢がウクライナ戦争の影響で変化しつつあることが分かった。これを詳しく書く。 最後に、今回も「プレヤーレン」の最新コンタクトの記録を紹介する。ウクライナのゼレンスキー大統領の実態についてであった。 ▼ミャンマーでいま起こっていること それでは今回最初のテーマを書く。2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、西側諸国の主要メディアではミャンマーの報道は激減し、ミャンマーの問題は西側諸国の関心事から外れつつある。これは日本も同様だ。 2021年の2月に突然と起こったミャンマー軍による軍事クーデター以降、国内の全権の掌握を主張するミャンマー軍と、これに強く反対し、民主主義の体制を要求する市民との間で衝突が発生している。平和的に行われていた抗議運動に軍が無差別に発砲するような事件が相次いだことから、抗議運動側でも武装化するものも増え、かなてからミャンマー軍と緊張関係にあった少数民族の武装集団に抵抗運動の青年が加わり、ここで軍事訓練を受ける事例も多くなっている。そのため、軍を標的にした攻撃が一挙に増加している。 これに手を焼いたミャンマー軍は、人々を恐怖に陥れる作戦を採用し、抵抗運動が発生した町や村で女や子供含む大勢の市民を無差別に虐殺する凄惨な事件が相次いでいる。残念ながらこうした状況は、ウクライナ戦争の影に隠れてしまい、日本で報道されることはめったにない。 ●市民の抵抗と武装化 首都のネピドーを始め、国内の主要都市では一見いつも通りの日常の光景が続いているようだが、国内は内戦といったほうがよい状態だ。ミャンマーは1988年に大規模な民主化要求運動を経験しているが、いま過去の抵抗運動とは異なる動きが大きくなり、内戦に向かう動きを加速させているようだ。それは次の4点だ。 1)「市民的不服従運動」の衝撃 昨年の2月の軍事クーデターで発生した「市民的不服従運動」は、軍の首脳部に大きな衝撃を与えた。「市民的不服従運動」は政府機関を麻痺させる力があることを見せつけた。電車は駅から出発できず、バスターミナルは運転手不在で停止した。また役所や病院、そして学校も職員が抵抗して出勤せず、閉鎖に追い込まれた。ミャンマーでは過去に幾度か軍に対する抵抗運動が起こっているが、今回の規模は最大である。 2)市民の武装化 かつては銃の購入も所有も許されなかったため、多くの市民は銃を手にすることなど想像できなかった。銃を持つことができたのは、警察と軍隊だけだった。 しかし、クーデターに反対する人々を無慈悲に殺し、拷問したことが国民の怒りに火をつけ、武器がなければ、あと10年は軍に虐殺されるか奴隷にされると多くの市民が考えるようになった。そこで、彼らは銃を探したり、自分たちで作ったりするようになった。 3)ビルマ族の決起 ミャンマーの人口の70%は中央平原のビルマ族が占めており、彼らが多数派になっている。これまでミャンマーの内戦は地方の少数民族と政府軍との戦闘が中心で、多数派のビルマ族は武装闘争とは無縁だった。 しかし軍の横暴に抵抗し、自分たちの村や町を守るために軍隊を結成した。今回は、自分たちの町や村で軍の残虐な行為を目撃したことが原因だ。ビルマ族の住むすべての州や地域で、自分たちの「地方防衛軍(LDF)」を結成した。

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