岩上安身のIWJ特報！ 第559号 孫崎享氏インタビュー第4回（その2）

第559号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岩上安身のIWJ特報！ ロシア軍侵攻で世界に衝撃！ 東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る！（第4回） 岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー （その2） ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ （その1）の続き 　ロシアによるウクライナ侵攻について、孫崎氏は「ロシアとアメリカの対決姿 勢の中で、ウクライナが駒として使われた」と指摘した。 　そして、「日本も今、それと同じように（米中対立で）アメリカの駒として使 われようとしているのに、今の日本のマスコミには、その問題についての発言が ほとんどない」と厳しく批判した。 　孫崎氏は、リベラルと言われるメディアや政党まで、国会におけるロシア非難 決議に反対する言論が「一切ない」ことを驚くべき事態だと語った。（※政党で はれいわ新選組だけが非難決議に加わらなかった。言論界では、少なくともIWJ は2014年から一貫してウクライナを過剰に美化し、ロシアを悪魔化するキャンペ ーンとは一線を画した報道と論評を続けている） ・元外務省国際情報局長・孫崎享氏（IWJ撮影、2022年3月3日）　 https://bit.ly/38tLWfC 　「今回の事件で一番の悲劇は、ウクライナの人たち。結局うまく丸め込まれて ひどい目にあっている」と述べた孫崎氏は、「そのウクライナの運命と日本の運 命は、決して別物ではない」と懸念を示した。