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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第478号2022.5.24配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□          伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』            第478号2022.5.24配信分 ●未来予測に不慣れな行政官僚機構が招いた見込み違い  何だかんだで初渡航/初欧州長距離ドライブを経験して無事成田 に着いた。そして都心に向かう車中で家内が言い放った言葉がすべ てを物語る「ねぇ、クルマの流れ遅すぎると感じるんだけど……」 いきなり延べ約5000kmも走る例は稀とは思うが、多分長い間欧州を クルマで旅すると、誰もが思わぬ感想を持つ自分に驚くはずである。 今から42年前。クルマで言えば、FFファミリア(赤いファミリア が一世を風靡した)が登場した頃、といっても今の40代ぐらいまで は記憶に残らない子供時分であり、道路を始めとする社会インフラ も途上段階にあった。そんな昔話ばかりいつまでもされては困る、 このメルマガの読者に若い世代がどれほどいるか分からないが、年 齢に関係なく昔話はバラ色ばかりとは限らない。  話を再び欧州に戻そう。1980年、といえば英国はまだ『英国病』 から立ち直る前夜の段階だった。鉄の女と呼ばれたマーガレット・ サッチャー首相の就任2年目にあたる。(ロンドン)シティからシ ルバーストーンへとF2取材(ホンダがロン・トーラナックのラル トと組んで復帰した欧州F2第2戦)に向かう道すがら、印象に残 ったのは路肩にボンネットを開けて故障立ち往生するクルマの多さ だった。  当時の記憶はセビアカラーの旧い写真の如くで、風景も21世紀の 今日とはかなり趣を異とする。日本は排ガス規制/オイルショック

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  • クルマの心
  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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