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第696回 ウクライナは負けるのか?日本では報道されないウクライナ軍の実態、マイヤーと話したウクライナ政府高官
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▼今回の記事
今回はウクライナ軍が敗退している実態を書く。日本ではほとんど報道されない事実だ。「ニューヨークタイムス」や「ワシントンポスト」のような大手主要紙もウクライナの軍事的な勝利が困難だとの記事を書くようになってる。
次に、マイヤーとゼレンスキーの実態を告発するウクライナ政府高官との実際のやり取りをお伝えする。ゼレンスキーは本当にネオナチだという。
▼敗退するウクライナ軍
それでは今回のメインテーマを書く。日本ではほとんど報道されていないウクライナ軍敗退の実態である。
ロシア軍はウクライナ東部で攻勢に出ている。6月1日、東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクの当局は、「市の約70%をロシア軍が掌握した」と明らかにした。同市はルガンスク州の最後の拠点とされ、ウクライナ軍は劣勢に立たされている。市街戦も起きており、民間人の退避が難しくなっているもようだ。
ロシアはルガンスク州と東部ドネツク州を合わせたドンバス地方の制圧に戦力を集中させている。31日、ロシアの「タス通信」は、親ロシア派勢力トップが「現在の主な目標はセベロドネツクと隣接するリシチャンスクの解放だ」と語ったと報じた。両市が制圧されれば、ルガンスク州全域がロシア軍の支配下となる。
また、ロシアが全域を掌握したと主張して支配の既成事実化を進める南部ヘルソン州について、アメリカのシンクタンクは、ウクライナ軍がヘルソン州とミコライウ州の州境の近くで限定的に反撃に成功したと分析している。
31日、イギリス国防省は、「ロシア軍が狭い地域に兵力と砲撃を集中させることで、作戦初期よりも大きな局所的成功を収めた」とする分析を公表した。一方で、ロシアがルガンスクとドネツク両州を占領するには「ドネツク州の都市、クラマトルスクや幹線道路などで、さらに困難な作戦目標を実行する必要がある」とも指摘した。
一方、戦況を細かく分析している複数の軍事アナリストは、イギリス国防省の分析よりも、戦況は明らかにロシア軍に有利に展開しているとしている。
ロシアが早期に掌握した南部のヘルソン州では、ウクライナ軍は領土の一部奪還を試みて反撃したが、ロシア軍の反撃に会い成功しなかった。これは東北部のハリキューでも同じだ。欧米のメディアではウクライナ軍による反撃と奪還が報じられているが、現実はそうではないようだ。ロシア軍はハリキューを以前として占拠している。
さらに東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクだが、ロシア軍の掌握が進んでおり、ここを守っていたウクライナ軍は敗走している。敗走するウクライナ軍をロシア軍が攻撃しているもようだ。また、ルガンスクのリーマンがロシア軍に陥落した。この都市は、さらに西にあるスリャビアンスクとクロマトロスクという人口密集地に向かう中継地点にある。ロシア軍はここを拠点にこの2つの都市の攻略を行うようだ。
●ウクライナ兵の状況
日本を含む欧米の主要メディアでは依然としてウクライナ軍の反撃に期待をして、最終的にはウクライナの勝利に終わるとの期待感が強いようだが、ウクライナ軍の現場の兵士の状況を見ると、とてもそのような期待を持てる情勢ではないことが分かる。
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