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第219回 ビットコインを中心とした先週の動き、戦争とブロックチェーン その2
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▼今回の記事
いつものように今回も、先週のビットコインを中心とした暗号通貨の全体的な動きを紹介する。個人投資家の集まる「テレグラム」などで注目されている情報をメインに紹介する。
次にメインテーマとして、戦争とブロックチェーンのその2を紹介する。
▼あまり大きな値動きのないビットコイン
先週から今週にかけて、ビットコインを中心とした暗号通貨の相場は大きな値動きはなく、ビットコインは380万円台から390万台の後半という比較的に狭い範囲で変動している。相場を左右する大きなニュースはないものの、さらにもっと下落する局面があるとするニュースも多い。
●進むマイナー企業のビットコイン売却
相場の下落を予想させるニュースのひとつは、ビットコインのマイニング企業による手持ちのビットコインの売却が進みつつあるというニュースだ。
ビットコインマイニングの概念が生まれて以来、マイナーはその活動で得た収益を蓄えてきた。収益が大きいため、マイニング企業はビットコインのマイニングで得た資金を相当量保持しつつ、事業を継続することができた。しかし、最近の市場動向は、ビットコインのマイニングの収益性を急落させ、マイニング企業はビットコインの蓄えを取り崩し、生き残るために売却を余儀なくされているのだ。
ビットコインは現在、3万ドル(385万円付近)で取引されている。マイニング企業は事業資金を確保するために、蓄積したビットコインの売却を迫られているのだ。データ解析企業、「ビットインフォチャーツ」のデータによると、ビットコインのマイニングの収益は2020年半ば以来の低水準に急落している。いまビットコイン価格は当時と同等の安値圏で推移しているので、収益の低下は現在の値動きに対応したものだ。その結果、多くの有名なビットコインマイニング企業が、保有するビットコインの一部を売却した、または売却する予定であると発表しているのだ。
●事業継続のための資金確保のため売却
多くのマイニング企業が手持ちのビットコインを売却している理由は、1)相場の下落で収益が落ちたので、事業継続の資金を確保するため、2)さらなる相場の下落のリスクを回避するための2つにあるようだ。
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