// 週刊金融日記
// 2022年6月8日 第525号
// 東大・京大の現役合格率ランキングとデータサイエンス実践
// テスラ突然のリストラ発表
// 有楽町で活きたイカを食べてきた
// 外国債券ファンドについて
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
Pfizer-BioNTechでワクチン3発目打った話をしたのですが、家にあって助かったものは、ずばり風邪薬です。風邪薬は対症療法なので、頭痛とか筋肉痛とか症状を緩和するだけなんですが、mRNAワクチンの典型的な副作用はまさにこうした風邪症状ですので、とても助かりました。香港政府が、僕が日本に帰っている間に、抗原検査キットとマスクと風邪薬を各家庭に配布しており、その中国産風邪薬がとても効いてすぐ楽になりました。ワクチン3発目打つ際には、風邪薬を用意しておくといいです。ちなみに、日本の市販の風邪薬では、僕はパブロンゴールド派です。
●【指定第2類医薬品】パブロンゴールドA<錠> 210錠
https://amzn.to/3Mn2TGl
ファイザーよりモデルナのほうがこうした風邪症状などの副作用が強いという評判で、それゆえにモデルナが不人気になってしまい、日本では大量に廃棄されてしまっているようです。副作用も強いですが、効き目もファイザーよりあるという話もありますし、僕はファイザーx3発より、交互接種のほうが効果が高い(かもしれない)みたいなこともあるので、モデルナが選択できたらモデルナにしたんですが、香港はファイザーだけだったのでファイザーになりました。それにしても、もったいないですね。ワクチンは明らかに重症化や死亡を防ぐ高い効果があるので、3発目も打ったほうがいいかと思います。
●モデルナ不人気、廃棄27市区 73万回分、有効期限切れ
https://nordot.app/905789530699333632
●ワクチン3回目 交互接種の効果と副反応 モデルナとファイザーの違い
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220221b.html
コロナ禍では日本政府が狂ったように補助金をばら撒いたのですが、最近はコロナ補助金詐欺が次々と摘発されています。用意されたWebサイトに必要な情報を入力すれば、ノーチェックですぐに100万円、200万円といった金額が振り込まれましたから、不正受給に手を出してしまった人は日本にたくさんいるでしょうね。記録が完全に残っていますし、警察のほうも不正受給が疑われる申請を見つけ出すノウハウもできてきたでしょうから、今年はこうした不正受給がこれからもどんどん摘発されていくでしょう。
★今年はコロナ給付金詐欺が次々と摘発されそうです。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1533018700332560385
話は変わりますが、美味しんぼの「トンカツ慕情」という話は、なかなかの感動ストーリーなのですが、それのパロディとして僕もかなりたくさんTwitterでつぶやいておりました。
★金融日記Twitter「いいかい、学生さん」シリーズ
https://twitter.com/search?q=from%3Akazu_fujisawa%20%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%95%E3%82%93&src=typed_query&f=live
YouTubeを見ているとなんと美味しんぼのチャンネルができていて、こうした過去のテレビ放送が無料で見れるようになっていました。トンカツ慕情はまだ見てない人は見るといいかもしれません。
★「トンカツ慕情」28話 | 美味しんぼ
https://www.youtube.com/watch?v=2Sjf2xkaLFg
今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。
- 外国債券ファンドのおすすめ商品と買い時を教えてください
- 現在30歳既婚子なしで日系バイサイドで楽しく仕事していますが外資へ転職するべきでしょうか
- 円安や電力不足やロシア情勢などの危機的状況の中でもなぜ原発再稼働はされないのでしょうか
- 彼女がアムウェイをはじめると言っています
- 新卒薬剤師ですが職場で熟年パートの女性に嫌われ他の女性からもハブられています
- 恵比寿でナンパした21歳S級美女と後日飲みに行き家まで来たもののできていません
それでは今週もよろしくお願いします。
1.東大・京大の現役合格率ランキングとデータサイエンス実践
週末は教育評論家として、今年の東大と京大の現役合格率の表を作っていました。めちゃくちゃ遅れに遅れましたが、もうすぐ教育本が書き終わるので、もうちょっとお待ちください。こうやって、自分の手を動かしてデータを作るというのは、とても大切なことなんですよね。
算数で小学生がつまずきやすい単元に割合があります。割り算もなかなか難しいです。日本は識字率がほぼ100%で誰でも簡単な計算ができて、世界の中で最も教育に成功している国のひとつですが、それでも国民の大半にとって算数の割合や比は難しいです。だから、東大合格者数ランキングみたいなやつは、いつも単にその高校から何人合格したか、ということしか掲載されず、そもそも卒業者数が多いほうがたくさん合格しやすいだろう、ということは問題になりません。日本の教育水準は世界トップレベルですが、それでも割り算が必要な割合などの抽象的な概念は大半の国民には理解できないからです。
最先端のビジネスにおける定量分析でも、最も高級な数学は割り算です。単位量当たりに直して比べる、というやつです。高学歴のビジネスパーソンは算数の割り算ができるので、高い給料をもらうことができます。
以前、統計学やデータサイエンスをどうやってビジネスに役立てるか、ということを書いたのですが、まさにバックナンバーに書いたことはもうこれからも変わらないな、という気がします。
『週刊金融日記 第267号 クラミジア・パズルとビジネスでの統計の使い方』
『週刊金融日記 第268号 ビジネスに使えて使えない統計学 その2 因果関係を暴き出す』
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