【第31号】大川原 明の「アキーラ海外見聞録」6月10日発行『地中海キプロス共和国のラルナカで訪れるべき名所』
日本人には馴染みが薄い地中海に浮かぶキプロス共和国。日本の四国の半分程の面積で、人口120万人程の小さな島国です。国際空港があるラルナカですが、ビーチリゾートとしても名高い都市。暖かい時期になれば、海水浴を楽しめ、リゾート気分を満喫することができます。また、古代遺跡や中世の砦、フラミンゴ集まる湖など見所が多い都市でもあります。今回は皆様に、ラルナカのお薦めの名所をご紹介いたします。
ラルナカの中心街から外れた場所にある古代遺跡「キティオン」は、紀元前13世紀初頭に、ギリシャのペロポネソス半島から渡ってきたミケーネ人によって築かれた都市です。その後、紀元前13世紀末にアカイア人、紀元前9世紀にフェニキア人が移り住み、町は発展していきました。しかし、紀元前312年にエジプトのプトレマイオス朝プトレマイオス1世がキプロスを攻め、フェニキア人のキティオン王を殺害した結果、町は滅びました。
近年、発掘が進み、遺跡内には5つの神殿と町の外壁の跡が残されています。ラルナカの中心街からは徒歩20分程か
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