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週刊金融日記 第526号 コロナバブル崩壊!今年の荒れ相場が楽しみ、インフレで株もクリプトも大暴落

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
// 週刊金融日記 // 2022年6月15日 第526号 // コロナバブル崩壊!今年の荒れ相場が楽しみすぎる // インフレで株もクリプトも大暴落 // 品川運河の某レストランは10年前から味も値段も変わらず盛況でした // 結婚相手の選び方について // 他  こんにちは。藤沢数希です。  4月の入学や異動シーズンに合わせてPC環境構築についてメルマガで記事を書いたのですが、そこでMacBook Airを推しておりました。しかし、Apple社は自社開発したM2チップを搭載した新しいMacBook Airを7月に発売すると発表し、まあ、仕方ないんですが、ちょっと待てばよかっかなぁ、と思っていました。ところが、世界的な半導体不足とインフレと円安が重なり、品薄の現行モデルもなんと値上げして、そのまま売り続けるそうです。インフレ経済では、必要なものは何でも先に買っておいたほうがいいんですね! インフレと円安にもかかわらずiPhoneなどの日本での値上げはまだ行われておらず、まだApple製品は日本が一番安く買えるそうです。経済情勢を反映してすぐさま価格が動く金融市場と違って、モノやサービスの値段はかなり遅れて反応していくわけですね。 『週刊金融日記 第515号 ふつうの人のPC環境は迷わずこれ』 ●新「MacBook Air」は隙のない作り 大胆に進化した外観をハンズオンレビュー https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2206/08/news131.html ●アップルの独自半導体がWindowsのシェア奪う https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70553 ●iPhone、日本が「世界最安」円安で平均より2割安く https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB142R00U2A610C2000000/ ★身内のお祝い的なものでMacBook Airを買って、ああ、新型出ちゃったよ、と思っていたら、現行のMacBook Airも値上げして販売継続する、ということで、むしろインフレ値上げ前に買っておいて良かった!という驚きの展開となりました。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1534712382463053825 ★Apple社はCPUを自社開発(製造は台湾のTSMC)していますが、こうしたことも影響しているのか、CPU最大手のIntelのPERは6倍まで売り込まれています。素人目線ではこんなに安いとさすがに買いという気もしますが、どうなんでしょう。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1535473628099190784  僕はデスクトップはWindowsでノートはMacという両刀使いで仕事しているのですが、先日、マウスのクリックが接触が悪くなって困りました。PCはマウスが壊れると何も操作できなくなって詰むので、マウスの予備は家に置いておかないといけないなぁ、と反省した次第です。そこで、香港の通販でマウスを買ったのですが、これがなかなか良かったです。マウスなんかどれでも同じだと思っていて、有線USB接続でもちろんいまどき物理ボールはなくてレーザーの光学式なんですが、僕はAmazon Basicのマウスをずっと使っておりました。こいつが壊れたわけです。そこで、適当にLogitechのマウスが安かったんで買いました。これが何の変哲もないマウスなんですが、大変に快適です。Amazonのマウスよりだいぶいいです。僕はずっとLogitechは日本の会社だと思っていたのですが、さっきこのメルマガのためにAmazonリンクを作っていたら、日本ではLogitechではなく、ロジクールという名前になっていて、どういうことかと思って調べていたら、いろいろ複雑な事情をはじめて知りました。  まず、本家Logitechですが、これは1981年にスタンフォード大学でコンピュータサイエンスを学んでいたスイス人と他のヨーロッパ人がスイスに帰ってマウスなんかを作る会社を起業したのですが、ご存知の通り、その後にパーソナルコンピュータ(PC)時代が到来したわけです。Logitechはマウスメーカーとして大成功します。他の周辺機器なんかも作っていて、1997年に米ナスダックにも上場しています。老舗中の老舗メーカーのマウスなんで、どうりで出来がいいわけですね。 ●ロジクール 有線UBS接続 光学マウス https://amzn.to/39pzLAY  それで、ここがややこしいのですが、スイスに本社があるLogitechが日本で販売するために日本に子会社を作ろとしたのですが、すでに日本にはパソコンの周辺機器なんかを製造しているエレコム(本社は大阪、東証プライム上場)の100%子会社でロジテックという会社があって、名前がかぶるんで、日本だけはロジクールという名前の子会社にして販売しているんですわ。エレコムの方のロジテックもマウスとか作っているので、もうめちゃくちゃわかりにくいですね。どうりで、僕はLogitechを日本の会社だと勘違いしていたわけです。  しかし、株式投資をしていると、こうやってちょっとした日常の出来事から、世界のいろんな企業への関心が自然と湧いてくるのがいいですね。やはり、株式投資は最強の趣味です。  さて、20代というか最近の若者の高い童貞率などは、若者のセックス離れや草食化などと一時よく話題になっており、数年ぐらい前にはメルマガでもよくそうした話題について書いていました。最新の内閣府の調査によると、20代独身男性の4割が、童貞とかそういうことではなく、異性とデートしたことすらないらしいです。もう、完全に自由恋愛市場から降りちゃってますね。  日本、そして、世界の若者に自由恋愛市場の素晴らしさを伝え、もっと恋愛に希望を持ってもらおう、と僕たちはこうして地道な草の根活動をしてきたわけですが、残念ながらこのような結果になってしまいました。この件については、また、別の機会に何か書きたいと思います。 ●20代独身男性「4割がデート経験なし」内閣府の調査 https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000257944.html  今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - 偏差値が低い大学でもいいので子供には大卒になってほしいのですがやはり親ができることは少ないですか? - コロナワクチン問題はディープステイト陰謀論とは違うと思います - アラフォー弁護士ですが結婚相手に選ぶなら30代後半ハイスペ子と20代低スペのんびり子どちらでしょうか - 低スペ男の人生初のストナン相手が女医でした  それでは今週もよろしくお願いします。 1.コロナバブル崩壊!今年の荒れ相場が楽しみすぎる  米国株もビットコインも下げ止まらず、また、FRBも年率8-9%にも達している米国のインフレを止めるために、急ピッチで金利を上げていく意気込みです。さすがに、長らく続いたコロナバブルはもう完全に崩壊へ向かっている、と言っていいでしょう。個人的には、ずっと悔しい思いをしながら、この日が来るのを待っておりました。  今週号は、僕がなぜほとんど株式を保有しないままコロナバブルを見過ごしてしまったのか、これまで書いていなかったエピソードとともに、これからのバブル崩壊過程での投資戦略を書きたいと思います。 『週刊金融日記 第441号 コロナバブルに乗れなかった人たちの反省会(第4回) 個人投資家の最適な資産構成を考える』  僕がコロナバブルを見逃し三振した理由は、じつはとても明らかです。出国税とコロナ禍予想的中の成功体験です。僕は2019年の暮れに正式に日本から住民票を抜いて、香港に引っ越したのですが、日本には出国税というものがあります。これは有価証券を1億円以上持っている人が海外に引っ越す場合、あたかもその有価証券を売って損益を確定したとして、その税金を払わなければいけない、というものです。まあ、細かいことはいろいろあるのですが、興味がある人は自分で調べてください。  なぜこんな税金が出来たかというと、成功した起業家が自分の会社の株を持ってキャピタルゲイン課税のないシンガポールなどに移住して、そこで自分の持ち株を売る、みたいなことをやって税金を払っておらず、これは国民の嫉妬心を大いに煽りますから、この穴が防がれたわけです。だから、まだ利益確定させていない株とかの有価証券を持って海外移住してから売って、日本のキャピタルゲイン課税を逃れる、ということができなくなりました。  そこで、売ったと見なして税金を払う、ということなのですが、どの株価を使うのかとか、その後に実際に売った時にどうやって調整するのかとかいろいろめんどくさいので、わざわざ見なさなくても、出国前に実際に本当にぜんぶ売ってしまって、ふつうに税金を払ってから引っ越せばいいじゃん、ということで、僕は持っていたインデックスファンドなんかを綺麗さっぱり売ったわけです。有価証券は未上場株などだけになり1億円をだいぶ下回りました。そして、明朗会計で、利益の約2割の税金をきっちりと日本に納めました。 『週刊金融日記 第439号 申し遅れましたが当研究所は香港に拠点を移しました 前編』 『週刊金融日記 第440号 申し遅れましたが当研究所は香港に拠点を移しました 中編』

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