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『 田中優の未来レポート 』
第261号/2022.6.15
http://www.mag2.com/m/0001363131.html
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隠された巨大地震の「前例」、貞観地震(下)
前回、「貞観地震」の話をした。西暦で869年に東北・関東北部を襲った大地震だ。
今すでに「東日本大震災から11年経っている。
「貞観地震」の後の地震発生に全く一致したとしたら、9年後に「関東大震災」、17年後に「南海トラフ地震」ということになるのだから、「関東大地震など今まさに起きてもおかしくないことになる」と書いた。
まさに同じことを「東京都防災会議地震部会」も考えたのだろう。同「東京都防災会議地震部会」は5月25日、首都直下地震などの被害想定を10年ぶりに見直した。それによると、「都心南部を震源」とする場合と「多摩東部を震源とした場合」、それに「立川市の活断層を震源とした場合」、「大正時代の関東大震災と同じ神奈川県を震源とした場合」を示した。
前回も書いた通り、「活断層」は地層の連続が弱くなって割れたところが活断層になっており、同じように圧力が加わっていても、ほとんど毎回、地震につながる場所は同じ「活断層」となることが多い。すると前回の関東大震災、わかっている立川市の活断層などが揺れる可能性が高いのだ(図1)。
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