A. アメリカでは、DAOがEntity(事業体)として登記が必要になる、という法案(の原案)が公開されました。今後、DAO関連、web3関連規制が強まっていくかもしれません。
今回の記事では、アメリカがweb3をどのように規制していくのかという方針が少しだけ明らかになってきたので紹介します。
はじめに、ベンチャーキャピタルのa16zが出している「2022 State of Crypto Report」というレポートを見てみましょう。
2022 State of Crypto Report
DAOがなぜもてはやされるのか?
まず、DAOと呼ばれる組織形態が、なぜこれだけもてはやされているのかという話ですが、これまでの中央集権トップダウン型の意思決定だけではなく、「ボトムアップ型の民主的な意思決定」を可能にする組織形態であるという点が挙げられます。
ここで挙げられているように、DAOというボトムアップ型の組織では、非常に多くの意思決定が多くの投票をもって行われているのが特徴的です。意思決定に参加する投票権を持っているユーザーが非常に多いのも特徴です。
DAOが管理する資産額の合計
多くのユーザーが参加し、多くの意思決定が素早く行われているだけではなく、DAOが管理する資産の額もどんどん大きくなってきています。
このグラフにある通り、DAOが管理する資産額の合計は、$10B(約1兆円)を超える規模になってきています。
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