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目次
1. 円安の深層
2.ハイパー駄洒落クリーターN氏のダジャレ日記
3.新連載
4. 近況
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円安が進んでいます。
こんな議論があります。
「欧米は8%台の
インフレになっているが、
日本は2%だから大丈夫。」
「欧米」というと
ざっくりし過ぎてますから、
とりあえず「米」、
アメリカのドルで考えてみましょう。
アメリカで8%のインフレが
起きているという事は、
アメリカの通貨であるドルが、
その分価値を失っていることを意味します。
インフレとは通貨の価値の下落そのものです。
同じ製品を買うのに、
たくさんのドルがいるという事ですからね。
これを物価の側から捉えると
「価格上昇」ですが、
通貨の側から捉えると
「価値下落」です。
中央銀行の最大の役割は、
自国通貨の価値安定を図ることです。
元々紙切れに過ぎない通貨が
流通しているのは、
「紙切れに価値がある」
とみんなが考えているからに過ぎません。
一万円札の製造原価は
多分数十円にもならないでしょうから、
こんな紙切れに価値が生じるのは、
「一万円札にトマト1000個の価値がある」
とみんなが考えているからです。
紙切れを誰も信じない時代は、
「絶対的な価値を持つもの」が、
物品交換の媒介物として
使われていました。
代表的なものは金ですよね。
「金1グラムで
トマト1000個と交換できる」
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