━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4294号 令和4年6月17日(金)発行
発行部数 11,545 部
【人間は、志を立てる初めにおいて決定される】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【人間は、志を立てる初めにおいて決定される】
わたくしのような愚劣のものが、
突然、大人の、自身を正しくし、
すべてのものが正しくなることを願うといったならば、
世間の人々は必ず、おかしなことをいうものだと不思議がるでしょうが、
これにはわたくしの考えがあります。
すなわち、人には必ず人間としての体段(体状と段階)があるもので、
その体段は、志を立てる初めにおいて決定するものです。
ですから「君に事ふる人」、君につかえているだけの人物は、
一生、君につかえているだけの人物であり、
「社稷を安んずる臣」、国家を安んずるだけの臣は、
一生、国家を安んずるだけの臣であり、
「天民」、天下の民を救うことを責務と考えている人物は、
一生、天民で満足しており、
「大人」、己を正しうしてすべてのものを感化する人物は、
一生、大人であります。
昔から、君につかえているだけの人物が、
君に気に入られる努力を重ねて、そのために社稷(国家)を安んずる臣になり、
さらに天民となり、ついに大人にまでなれたということは聞きません。
これは絶対にあり得ないことであります。
それ故にわたくしは、初めから「大人」を目標とするものであって、
すなわち自分を正しくし、
それによって天下を正しくしようと決心しているのであって、
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)