通常国会が閉幕し、いよいよ参議院選挙が始まる。
私も10年ぶりの国政選挙での出馬となる。
この10年間、さまざまなことがありすぎて、何から説明してよいかわからない。 街頭では「苦労したね」と声をかけられることが多いのも、私の境遇への理解を示してくれている方が多いからだと感じている。
この10年で変わったことは、民主党に代わって日本維新の会が台頭したことだろう。
民主党→民進党→立憲民主党と旧社会党勢力を中心とした政党がこれまで野党第一党を獲得してきた。 今回はどちらが第一党になるか予断を許さない。 そもそも拮抗していること自体が世の中の変化を感じさせる。 労働組合の支援を中心とした従来の勢力に対し、維新は旧自民党議員の後援会を母体として拡大してきた。 実際に大阪維新の会は自民党離党組が多い。 北海道の維新も、鈴木宗男さんが率いる新党大地が母体だ。
立憲民主党や国民民主党の支持率低下は、労働組合の組織力の低下と政治への無関心層の増加が理由と言われることが多いが、私はそれは「理由の一つに過ぎない」と思っている。 何となく維新の方が「改革派」というイメージ作りに成功している印象を受ける。
そして、一番の理由は、魅力ある政策を打ち出せていないことだ。
これだけ急激に進む物価高騰、円安に対して岸田政権は有効な手段を打てていない。
物価が高騰しても賃金が上がれば問題はない。 それこそ製造業はウエルカムになる。 問題は賃金の上昇を出来ていない経済政策にある。
「賃金上昇が第一」を訴えて参院選では頑張りたい。
◆イシカワシュンジュウ
6月10日 金曜日
参議院の合区解消が議論となっている。 合区とは都道府県をまたがる選挙区のことだ。 現在、鳥取県と島根県、徳島県と高知県が合区となり2つの県で定数1の選挙区となっている。 町村合併時にどの町村に本庁舎を置くかでもめるが、合区選挙区もどちらの代表を送るかでもめる。 1890年以降、今の区割りは変わっていない。 130年続いた都道府県を維持していくのであれば、参院は都道府県代表として人口に関係なく1とする。 しかし、現在の人口分布を考えると47都道府県の再編が必要ということであれば、合区と同時に都道府県の再編を進めていくという考え方も出てくる。 鳥取県の人口は55万人を割っている。 いずれ衆議院小選挙区は一つになる。 参院の合区問題は、日本の行政区域を今後どうするのかに直結する。 廃藩置県以来の大きな議論がそろそろ出てきても不思議ではない。
☆空知地域をご挨拶回り。 空知地方はかつての炭鉱地域。 炭鉱の衰退とともに人口減少が進み、人口3000人以下の町が多い。 歌志内市は市であるが人口は3000人を割っている。 炭鉱地域が生き残っていくのは大変だが、それぞれ活路を見出している。 例えば上砂川町は一次産業が全くない街であるが製造業が順調で、町を支えている。
6月11日 土曜日
自民党の吉川赳衆議院議員が離党届を提出した。 18歳の女性に飲酒をさせたうえに「パパ活」で4万円を渡していたと報道されている。 週刊ポストの取材だが……
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