強まる日銀包囲網
世界が注目する中で、日銀は17日、これまでの指値オペ付きの大規模緩和継続を決めました。世界の中央銀行がインフレ抑制に舵を切っている中で、日銀も政策の修正が不可避と見る海外の投資家も多く、彼らは事前に債券や株の先物を売り、円を買い戻す動きを見せていました。ところが、彼らの期待は見事に裏切られ、日銀の孤高の緩和継続が世界で異彩を放つ結果となりました。
日銀はこうした市場の「催促」の動きを抑え込もうと、債券先物に近い残存7年の国債を買い入れるなど、異例の「指値オペ」まで実施しました。これらは日銀がまだ現行の政策を維持したいとの意向を示唆していたのですが、決定会合前後で為替が大きく動くことになりました。日銀のお墨付きで円売りができるとみて、17日のNY市場ではまた135円台を付けました。そして、インフレを促す日銀への包囲網が強まっています。
「物価高対策の政府と亀裂も」
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