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<Vol.1245:日曜増刊:乱気流の株価と債券価格>
2022年6月19日: ウクライナ戦争危機の本質は、
基軸通貨ドルの危機
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著者Systems Research LTD.:吉田繁治
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インフレ対応を行っている米国FRBは、6月16日に、0.75%の利上げをしました(政策金利1.5~1.75%)。米国市場では、インフレ率の高さから(5月8.6%)、1.0%の利上げを予想していた投資家も25%くらいは、いたようです。
予想より低かった6月利上げの決定直後は、米国株は逆に上げたのです。1.0%を織り込んで、株を売っていた投資家が、買い戻したからです。本稿は、有料版の水曜正刊並みの、20ページ。
物価も、気象のように複雑系の結果現象なので、解いた問題が多岐にわたり、10ぺージにまとめることができませんでした。極めて
簡単にいえば、「量的緩和をした通貨価値の下落→物価上昇→金利の高騰→バブル株価と債券価格の暴落→金融危機とデフレ→ドル圏の日米欧の、財政破産→通貨の変更」に向かっていくプロセスでしょう。これは、法則的には自然な、恐慌のサイクルです。
20世紀は中央銀行と核兵器の発明により、恐慌と戦争はなくなったとされていましたが、大きな歴史的観点からは、「米国+西側が負けるウクライナ戦争」が、これを変えたのでしょう。コロナ危機の直後の、西側通貨の大増発のあとの、戦争だからです。
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<Vol.1245:日曜増刊:乱気流の株価と債券価格>
2022年6月19日:有料版・無料版共通
【目次】
■1.利上げと株価
■2.中央銀行の金利とマネーの操作と、民間銀行
■3.株価以上に、債券価格に着目しなければならない
■4.円国債に、瞬間下落が起こった
■5.昨年比20%の円安による物価上昇は予想していない日銀
■6.日銀は利上げに限界をもつため、論理を捻じ曲げる
■7.第二次石油危機並みのインフレ
【後記・・・生活苦の増加】
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■1.利上げと株価
・・・変な動きだな、と観察していました。ところがその後、NYダウは741ドル(5.4%)、S&P500は、0.75%の利上げを織り込んで、123ドル(3.3%)、ナスダックは435ドル(4.1%)暴落しました。日経平均も531円(2.0%)下げています(6月17日)。1日で2%以上の下落は、パニック売りが混じった暴落です。
例えば株価指数の3%の下落は10倍のレバレッジで買っていると、差し入れている証拠金に対して、1日で30%の暴落になるからです。レバレッジ投資は、利益も損も、時間短縮して拡大します。
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