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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第573号(2022/6/19) 当方の想定外に、主要国の株価下押し続いた/材料少ないなか、「癒し」の週か
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
6/25(土)大阪(11/20)(残席:9)
7/16(土)名古屋(4/20)
7/23(土)高岡(1/20)
7/30(土)浜松町(4/30)
8/6(土)ウェブ(8/150)
新型コロナウイルス流行の影響で、通常より定員が少ない会場が多いです。
また、会場や会場のある地方自治体が、新型コロナウイルス感染予防策を、強化あるいは緩和することによって、定員が増減すること(増えることも減ることも)がありえます。
加えて、直前でもセミナーを中止することがありえます。
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(6/13~6/17)の世界経済・市場を振り返って
<当方の想定以上の株価下押しとなった、円相場は大きく上下動も一方的な円安とはならず>
(まとめ)
先週は、先進諸国市場中心に、当方の想定以上の株価下落となりました。先々週末(6/10、金)発表の5月の米CPI(消費者物価)前年比の上振れを受けても、当方は連銀が0.5%の利上げにとどめるものと見込んでいましたが、週明けから利上げ幅が0.75%になるとの見解が市場で急速に台頭し、株価の悪材料となりました。
その後、6/15(水)に実際に0.75%の利上げが米国で行なわれた直後は、市場はやや落ち着きを取り戻しました。ところが、6/16(木)にスイス中央銀行が予想外の利上げに踏み切ったため、主要国でさらなる利上げ加速が続くとの懸念が生じて、株価が一段と下押しました。
(詳細)
先週は、先進諸国中心に、世界的な株安が進む展開となりました。これは当方の想定以上の株価下振れで、全く見通すことができませんでした。
株安の主因は、主要国での金融引き締め加速の懸念でした。当メールマガジンの前回の定例号(6/12(日)付)では、その直前の6/10(金)に発表された米国の5月のCPIが、前年比で8.6%上昇と、前月4月の8.3%や、近年のピークであった3月の8.5%をも上回ったことを受けても、6/14(火)~6/15(水)のFOMC(連邦公開市場委員会)では、0.5%の利上げにとどめるだろう、と見込んでいました。
しかし諸報道(ウォールストリート・ジャーナルなど)で、0.75%幅の利上げが行なわれるとの観測が伝えられたことなどから、市場は急速に当初想定より大幅な利上げを織り込むこととなり、株価の下振れが進んだ形でした。
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