誤魔化しばかりを続けていたFRBが、誤魔化しを止めて正直にな
り始めました!!!!
こちら貞子メルマガの予測に、パウエルFRBのほうが歩み寄って
きた形です。
今週の6月22日の議会証言で、パウエル議長は「インフレ退治
のためには景気後退もやむなし」「経済のソフトランディング(軟
着陸)は『非常に困難』だ」との表明を、明確に行いました。
6月14~15日のFOMCでは、FRBはまだまだ「アメリカ経
済のソフトランディングは可能」との「珍説」に執着していました
が、このFOMCのわずか一週間後の22日には、議長はこの「珍
説」を捨てたわけです。
経済学者のローレンス・サマーズ氏は、かねてより「インフレ率が
4%を上まわって失業率が5%を下まわった経済は、ほぼ確実に
2年以内にハードランディング(景気後退入り)する」と、アメリ
カ金融史を詳細にひもといて、「アメリカ経済のハードランディン
グ」を強く主張しています。
ちなみに、今年4月時点のアメリカのインフレ率はコアPCEでは
4.8%、失業率は3.6%。今のアメリカ経済は上り詰めるま
で上り詰めた、持続不可能な「好景気の絶頂期」で、金融史的にも
今後は景気は下るしかないのです。
パウエルFRBは、今後はインフレ退治に本腰を入れてくること
でしょう。
向こう2年以内、早ければ1年後に、あるいは1年半後には、アメ
リカ経済は景気後退入りすることでしょう。
S&P500は景気後退に先行して「バブル崩壊」するでしょう。
今後は 月に一度のアメリカ国内の「インフレ統計の発表」があ
る度に、アメリカ株式市場には激震が走るのではないでしょう
か?
次の米国の物価統計の発表は、6月30日の「PCE(個人消費支
出)デフレーター」です。
その次の物価統計の発表は、7月10日前後に再び「CPI」。
その次の次は7月下旬の「PCEデフレーター」・・・・と続きます。
これらの物価統計が毎月発表になるたびに、「後手後手に回り続け
て来たパウエルFRB」が改めて君子豹変、「今度こそは景気を犠牲
にしてでもインフレ退治を行うぞ」とのスタンスをどんどん強化
してゆくことでしょう。
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