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ビジ選☆リーダーズ Vol.955『血管が強くなる習慣』(栗原毅/栗原丈徳)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■血管の健康 人生100年時代だ。60歳以降は「余生」と呼べないぐらい長い。 だが、60歳を過ぎても健康的なセカンドライフを満喫する人がい る一方、脳梗塞や糖尿病で、その後の人生を台なしにする人もいる。 特に、脳梗塞は「防ぎ方がわからない」「運のようなもの」と思わ れている。だが「脳梗塞」は脳の病気だと思われがちだが、正しく は血管の病気だ。 血管がもろくなったり、傷ついたりして、細い血管が切れたり、詰 まったりするのだ。それが結果的に、脳梗塞や脳出血、くも膜下出 血といった「脳血管疾患」につながるのだ。 心臓のまわりの血管が切れたり、詰まったりすれば「心疾患」につ ながる。血液や血流の大切さは多くの人々に浸透している。だが、 その血液を流している「血管」が健全でなければ意味がない。 だから、血管の健康には注意が必要だ。ところが、血管は状態を見 たり、気づいたりしにくい。だからこそ、血管を健康に保ち、強く するノウハウが必要だ。 ★ ノウハウと言っても、難しいものではない。時間も場所も取らない。 血管の健康は、生活習慣次第なのだ。日常生活を過ごす中で、血管 にいい習慣を少し意識して取り入れればいいのだ。 「いい習慣」に取り組む上で大切なことは、意識を持つことだ。 時々サボってもいい。意識するだけで違ってくる。「できた」「サ ボった」を繰り返し、少しずつ増やすうちに、血管も若返るはずだ。 もう1つ大切なことは、できるだけ早く始めることだ。思い立った ら吉日だ。たとえば、糖尿病を発症するのは60歳かもしれない。 だが、それまでには、10年、20年という長い年月がかかっている。 「血糖値高め」の状態を長年放置すれば、次第に血管がボロボロに なる。やがて糖尿病という深刻な病気を宣告されてしまうのだ。で きれば、40代から改善に取り組むべきだ。 ★ 血管健康法にとって、朝イチはとても大切な時間だ。朝起きると 「喉が渇いているから水を飲む」という人は多い。寝ている間に水 分が失われることが、よくあるのだ。 脱水状態は、血液が濃くなって血栓ができやすくなる。だから、水 を飲むことはいいことだ。だが、すぐに水を飲むのは危険だ。口の 中にはたくさんの細菌が住んでいるのだ。 口内細菌のなかには、悪玉菌、さらには超悪玉菌もたくさんいる。 それらの悪い菌は寝ている間に増殖する。ケアが不十分な場合だと、 1兆個だ。肛門のまわりより、口内のほうが細菌の数が多いのだ。 そんな菌だらけのまま水を飲んでしまうと、悪玉菌がすべて体の中 に入ってしまう。それを防ぐには、水を飲む前に、口をゆすいでお くべきだ。 ★ 血管の健康に深くかかわっているのが「自律神経」だ。自律神経は、 交感神経と副交感神経がうまく切り替わることでバランスが保たれ る。 朝、起きてすぐは、副交感神経から交感神経に切り替わる大切な時 間だ。この切り替えがスムーズにいくと、メリハリのある生活のリ ズムが生まれる。 大切なのが、太陽の光だ。視覚神経の近くに、光を感じて脳に伝え る器官がある。朝の光をたっぷりと浴びることで脳が覚醒し、交感 神経が刺激されるのだ。 朝の光には、もう1つ重要な役割がある。睡眠を司る「メラトニン」 というホルモンだ。これは、朝イチの光を感じてから約15時間後に 分泌されるように仕組まれている。 朝7時に光を浴びると、夜10時に眠くなる。「早寝早起き」では なく「早起き早寝」なのだ。明るい部屋では、メラトニンは分泌さ れない。寝る時は部屋の電気を消すべきだ。

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