第２７０回「自分が夢中なことは他人にはイタく映る」

今はだいぶその傾向が薄くなりましたが、その昔、 サブカル系の人たちは、自分の趣味が、他の種族の人間には、 軽蔑の対象になってしまう、だから、自分がサブカル人間だとは、 隠しとおさなければならない、と堅く信じていた傾向があります。 その昔、メイドスタッフに店の最寄駅前でビラ配りをさせていた ことがあります。その時、彼女たち、常連さんが通りかかったのを 見つけ、「○○さあああん！」と声をかけると、彼は、それを 無視し、後日、来店した時に激しくクレームを言ってきたのです。 つまり、自分がメイド喫茶の客だとか知られたくないから、 外で声なんかかけてくるな、と。 まあ、メイド喫茶客なんてイタい奴だと、まあそういう認識、 だったのでしょうね。 うちのメイドをやってる女子たちは、結構、ふっきれてる子が 多かったので、自分がメイドやっていることを隠したがるような 子はいませんでしたけど、 それでも、自分がサブカル系のヲタ女であるということが コンプレックスで、「あたしみたいな女はキモいですよね？」 とか言っていた子もいましたねえ。 まあ、僕から言わせると、人間って、好きなことをしてる時って いうのは、何をやっていても傍から見るとキモい、 イタいものなんですよね。 たとえば、デート。異性といちゃいちゃしている様子って、 傍から見ると、ちょっとバカバカしすぎて、イタいもの。 だから、「自分ってイタい」とか「自分が好きなことをしている 姿って、とてもじゃないけど、他人には見せられない」とか 思うことはないんじゃないか、と思うのです。 他の人がなんと言おうと、あたしはこれが好き！ それが何か？というふうに開き直っちゃえばＯＫなんじゃないか、 と思うのです。 それで、人生は、もっと自由で楽しくなる。んじゃないかなあ。 では今回も、セミナーの方、はじめましょうね。 １】女の子の取り扱いセミナー第２７０回 「人生楽ありゃ苦もあるさ？」 日本人の人生の戒めとして、「人生、楽ありゃ苦もあるさ」 という言葉があります。 東京にある有名な遊園地「後楽園遊園地」。 岡山県にも「後楽園」という庭園がありますよね。 この後楽という名称も、この「楽ありゃ苦もある」人生だから、 まず、はじめの若いうちは苦労していれば、 人生、後で楽しいことが待っているよ、 という教えに基づいている言葉。つまり、若い人を 励ます言葉なのです。日本人には、ちょっとこういう考え方が 根付いているように思えますね。 まあ、若いうちに、いろいろと努力して、学力やスキルを 身につけたり、運動の能力を伸ばして、スポーツなどで 立派な成績を上げる、ということは、 もちろん悪いことではありませんから、この言葉、