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「自民党」こそ、日本を地獄に陥れる「緊縮&新自由主義」を最も強く支持する政党であることが京大調査より実証的に示された。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
(先週配信予定の記事が、配信できていなかったことが、只今判明しました……お詫び申し上げますと共に、改めて今、配信差し上げます。藤井) 参議院選挙がいよいよあと20日、となりました。 今の日本は、かつて経済大国の地位にあったにも拘わらず、奈落の底に転落し続ける状況にあります。したがって、コロナやウクライナ情勢、エネルギー・食料品の物価高騰問題等、様々な問題はありますが、この転落を止めるために何をするのか、という点こそが、今回の選挙の最大の争点にならねばなりません。 そして、日本が転落し始めた原因、そして、その転落を止められない原因は理論的にも実証的にもハッキリと明らかになっています。 「PB規律」を導入しているからです。 すなわち、拙著『<令和版>プライマリーバランス亡国論』 冊子版:https://www.amazon.co.jp/dp/4594091806/ 電子版:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4B29JF9/ で詳述している通り、国債発行を抑制・禁止する「PB規律」によって、我が国政府は今、消費増税とあらゆる支出カットを繰り返さざるを得なくなっており、その必然的な帰結として日本が転落し続けているのです。 したがって、本来あるべき最大の選挙争点は 「PB規律の凍結」 でなければなりません。 このPB規律について、各党はどの様な認識をもっているのか……これに関して、昨年10月に当方がユニット長を務める京都大学レジリエンス実践ユニットでは、各党代議士候補のアンケート調査を行い、大変興味深い結果を得ています。 http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/documents/policysurvey_2021.pdf (ここでは、10人以上の代議士候補の回答が得られた、自民党、立憲民主党、共産党の3政党を取り上げますが)各党の性格の違いが最も現れたのが、次の質問でした。 【問い】 『コロナ禍においても、プライマリーバランス(PB)黒字化は必要である』という見解に賛成ですか? 【回答】 賛成 自民党16.7%、それ以外全て0% この結果は、自民党という政党に、如何におそるべき「狂気」が蔓延っているかを如実に現しています。

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