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ソフトバンク株主「プラチナバンドを楽天モバイルに譲渡すれば」と提案 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.473

石川温の「スマホ業界新聞」
--------------------------------------------------------------------------------------- 石川 温の「スマホ業界新聞」 2022/06/25(vol.473) --------------------------------------------------------------------------------------- 《目次》 1.ソフトバンク株主「プラチナバンドを返上して楽天に譲渡したら?」と提案 -----宮川潤一社長「免許返納は現実的ではない」と拒絶 2. ソフトバンクがメタバース空間にキャリアショップをオープン -----NTTドコモはリアルショップを3割閉鎖して、オンラインにシフト 3.GAFAに対抗できる国産クラウドサービスはなぜ誕生しないのか -----「技術力」よりも求められる「仕組みを作る」企画力 4.今週のリリース&ニュース 5.編集後記 --------------------------------------------------------------------------------------- 1.ソフトバンク株主「プラチナバンドを返上して楽天に譲渡したら?」と提案 -----宮川潤一社長「免許返納は現実的ではない」と拒絶 --------------------------------------------------------------------------------------- 今週、通信各社で株主総会が行われた。株主からの質問は相変わらずぶっ飛んだものあり、個人的な問題ありと、目が離せないものだった。そんななか、今年、興味深かったのはソフトバンクのネットワークに関する質問であった。 株主から「900MHz帯と700MHz帯という二つのプラチナバンドを保有しているが、コスト面で無駄ではないか。900MHz帯に1本化した上で700MHz帯は総務省に返上し、電波オークション経由で楽天モバイルに譲渡したらいいのではないか」という、かなり具体的な提案があったのだ。 それに対して宮川潤一社長は「700MHz帯は5Gで使用している。基地局は既に1万2000局建設済みで、運用済み。既に1500万人以上の5Gユーザーが700MHz帯を利用しており、免許返納は現実的ではない。 900MHz帯はLTEの主力バンド。他キャリアに比べても、多くのトラフィックを運んでいる。5Gへの移行時期については、LTEのサンセットの時期まで現実的には難しい。700MHz帯は5Gで、900MHz帯はLTEでの運用が当社の方針だ」と、楽天モバイルへの譲渡するという提案を真っ向から拒否した格好だ。

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  • 日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。アップル・iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。ネットワーク障害やキャリアの新サービスなど、話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。さらに業界のキーマンにもインタビュー取材を行い、スマートフォン業界の「今」を伝えます。スマートフォン業界人の「必読紙」を目指します。
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