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インフレからリセッションへ…世界の株式市場が変化する中ショートカバーが入りリバウンド局面、とは言え目先は一進一退でまだまだ油断はできない展開。今週の動きも上下ボラティリティ激しい動きが予想されますが週末にリフレッシュして英気を養い、またマーケットの荒波に立ち向かっていきたいものです。それでは今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1. 反面教師
2. 高配当&高成長の米国株スクリーニング
3. 【xoxo投資部推薦本】 『賢明なる投資家』株価調整中の今だから読みたいバフェットが愛した教科書
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1.反面教師
最近株式市場だけでなく様々な投資主体の動きがとにかく逆回転し個人、機関投資家問わず影響を与え始めている。
残念ながら僕もその影響を良くも悪くも受けている一人ではあるが、今一番後悔している投資が『暗号資産』への投資だ。
ただこの失敗は典型的個人投資家の陥りやすい問題点が凝縮されている。
是非この失敗を反面教師として覚えておいていただけると幸いである。
■『暗号資産』投資を始めた経緯
そもそも僕は昔仮想通貨と言われた暗号資産への投資は初めから懐疑的だった。
大体少し怪しげな、さほど仲良くもない知り合いから暗号資産への投資を勧められ、その時点で怪しさの塊のようなとらえ方をしてしまい長い間聞く耳すら持たなかった。
元々自分自身で理解できないものへの投資は慎重なタイプなので、いろいろ調べたが今一つ理解ができず、周りで大儲けした人の話を聞いても羨ましいとすら思わなかった。
それよりもマウントゴックス社の問題などが報じられセキュリティの脆弱性やそもそもの怪しさを無視して投資することはできなかったというのが正解だろう。
ビットコインに価値が付かない時代から見ていた僕がようやく暗号資産に投資したきっかけは、この分野が一部のギーク連中の遊び道具から広がり、新しい世界の予兆を感じたからだ。それは
メタバース
NFT
と言われる分野との調和性である。
そこで僕はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の積み立て型投資で想像できないリスクを分散させる戦略で始めることにした。
■キーワード1:なんとなく投資
メタバースやNFTへの期待感ならそれ関連の株式を買えば良かった。
それなのにその市場で必要になるだろうという理由だけで暗号資産への投資を開始したのは、僕の当初のポリシーに反する。もっと調査するべきだった。
上場会社であれば開示情報が豊富で、元証券会社社員であることもあり最低限の分析は可能だ。
しかし暗号資産は開示情報が少ない。それ故理論的な価格がわからなかった。
つまりなんとなく投資を開始してしまった。
流行り物は嫌いではないが、お金の絡む流行り物は大体その時がピークである。
そんなことわかっているのに毎月自動で買い続けてしまった。
また暗号資産には販売所と取引所の2つのルートで購入出来ることはご存じの通りだ。
しかし積み立てで購入した時のスプレッド、つまり積み立て故に実際取引所で購入するよりプレミアムを支払う販売所で購入しなければならず、そのスプレッドが意外に高いことを知った時に嫌になってしまった。
これは事前調査段階で調べることはできたはず。
これを怠ったが故にすでにこの投資は失敗だと思い込んでしまった。
もちろん短期売買であればそれで損切るならそれは良い判断だと思うが、一度長期と決めたものを反故にした時点こそが失敗だった。
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