読者の皆様、こんにちは。調理師&料理研究家の岡村一英です。
6月も下旬に入り、もう初夏ですね。
夏場は暑くなりそうで、体調管理に要注意
ですね。
さて今月は和食を取り上げます。
お惣菜煮物ですね。
家庭の食卓にもよく登場する、肉じゃがや
豚パラ肉の角煮、サバの味噌煮。プロはどんなやり方で美味しく作るのでしょうか。
だし汁の使い方や下ごしらえ、味の決め方
など、家庭でもできるポイントをチェックしてみましょう。
鍋は、材料や調理法にあわせて選びます。
煮物で大切な事が鍋選び。大きすぎると煮るうちに材料が躍り、ぶつかり合って角が
崩れます。逆に小さいと、煮汁がまんべんなく行き渡らず、火の通りがムラになったり、煮汁の蒸発が早くなって焦げたりします。
肉じゃがのように、材料を足していくものは、全部の材料が入った量も考えて鍋を
選びます。
鍋の材質は好みですが、厚手の鍋は火の当たりが柔らかく、弱火で煮る煮物や、炒めてから煮る煮物に向いてます。
魚を煮るときは、底が広くて浅い鍋を使うと、煮汁が回りやすく、取り出すのも便利
魚の大きさによってはフライパンが向くこともあります。
酢や梅干しを加えて煮るときは、酸に強いステンレスやホーローの鍋を使います。
水加減を覚えましょう。
煮物のレシピには、「かぶるくらい」や
「ヒタヒタ」といった表現がよく出てきます。分量ではなく、鍋の中でのつかり具合
を表した言葉です。
料理それぞれに、美味しく作るためにふさわしい煮汁の分量があります。
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