ロシアに肩入れできない中国の国内事情
ロシアによるウクライナ侵攻から4か月が過ぎました。英国軍事専門家の分析ではロシアが投入した兵の3分の1を失うと言います。ロシアのショイグ国防相は中国、北朝鮮を訪問、協力を要請し、北朝鮮兵に交じって中国兵も義勇兵としてロシア支援に向かうと言います。しかし、中国が積極的にロシア支援に出れば、世界は東西分断が明確になり、欧米は中国にも制裁を科す可能性があります。
それだけ中国はロシア支援に神経を使っていますが、加えて国内に多くの問題を抱え、ロシア支援どころでないことも、ロシアに肩入れできない大きな要素になっています。
「外交の失敗」
まず北京では外交問題の失態に対する責任問題が高まっていると言います。これは5月末に中国から王毅外相が派遣され、南太平洋10か国を集め、安全保障協定の協議を行ったものの、ここでは合意に至らず、結果として10か国に中国の提案が拒否される形となりました。
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