日銀短観について

日銀短観について おはようございます。 毎日、暑い日が続いていますが、みなさん、体調には気遣われ、ご自愛ください。本日はパウエル議長の講演がありますが、最近、感じることはきちんと相手の言っていることを聞いていない方が本当に多いと思います。政治家の発表というのはたいてい、ペーパーにて説明されますので、その文章を読んで、何を発表したいのかをきちんと確認する必要があります。その内容と全く違う内容で議論をしているのをみると失笑するほかありません。お前はよく読みすぎて、明日の未来ではなく、あさっての未来をよく語っているけどね、とは周囲の声。うるせー――――んだよ(笑)。 ■役人の言葉は注意しなければいけない 最近、いろいろなことを話する機会が多いのですが、あまりにも自分勝手な解釈をする方が非常に多いものです。きのうは、政府の旅行喚起需要策、なんだか県民割か、ゴートゥーかよくわかりませんが、観光庁は「６月の感染状況をみて決定する」とペーパーで記しているのに現場は大混乱しているようです。このように発表しているのに政府の発表が遅いと言っているのはよく読んでいない証拠の話で、この文面から推察できることは６月中に方針は決定しない、と言っているのも同然の話なのに、政府に文句を言っている人が私の周囲には多いのです。 役人からすればそう言っているのに、文句を言われるのは筋違いの話と考えていることでしょう。だから、国民と政府のすれ違いになり、それが最終的に支持率に直結するのだな、と思っています。このようなわかりにくい表現をする政府も問題ですが、国民はわからないので勝手に自分で解釈をするのも問題なわけです。その点、岸田政権は丁寧な説明、と公言していることから、そういったすれ違いはあまりでなかったのですけど、この混乱をみるとまたか・・・、と思う面はあります。ともかく、感覚的、観念的なコミュニケーションというのが日本全体にはびこっており、みなさんも、注意しなければ余計なトラブルに見舞われるよ、ということが言いたいのです。 岸田さんの支持率が高いのは、こういった双方の誤解が少ないことにあるとは思っているのですが、いつまでもたぶん、続かないよね、と思います。トップは支持率を気にしていますが、末端の役人の意識は従前のまま、という状態だと思います。選挙は勝つだろうけど・・・。