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220629 ビジネス知識源プレミアム:正刊・改行あり:円安の要因の解析と対策

ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■   <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月:税込):Vol.1248     <Vol.1248:円安の要因の解析と対策>                     2022年6月19日:ウクライナ戦争危機の本質は、                   基軸通貨ドルの危機 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 過去の論考/業務の案内 http://www.cool-knowledge.com/ 有料版の登録/解除  https://mypage.mag2.com/Welcome.do 購読方法や届かないことについての問い合わせメール宛先                →Reader_yuryo@mag2.com *スマホ用の改行なしとPC用の改行ありを送っています。改行な しはメールソフトの表示幅の調整により、読みやすくなります。            著者Systems Research LTD.:吉田繁治 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 暑い!・・・酷暑が早くも来ました。コンクリートが焼けた街路を歩いてコンビニに行くと、行き帰りには、汗が額から眉毛におちます。夏は、40度近い暑さのなかの、電力不足になりますね。 日曜の増刊<日本からの脱出の奨め>は、反響が大きかったことが伺えます。国土からの、脱出ではない。世帯が約1000兆円もつ円預金の、外貨と金の「ポートフォリオ」による運用を示したものです。 使うのはネットバンキング。預金は100%、銀行のハードディスクの、暗号化された電子信号であり、デジタル化されています。 買い物もクレジットカードでの電子決済が多い。 「通貨=紙幣」は人々の頭だけにある、古いマネーの観念です。 マネーのデジタル信号化は、金や世界の外貨での通貨運用が、仮想通貨と同じように、居ながらにできることを、意味しています。 仮想通貨との違いは、暗号の認証が、分散型のブロックチェーンではなく、クレジットカードのように銀行のサーバーにより中央集権で行われことです。 日本人は円預金に拘束されすぎています。「円の囚人」。原因は、昭和の1970年の1ドル=360円が、1995年の79円へと4倍に上がったことでしょう。国民は、円高に慣れてしまったのです。これはもう27年も前のことです。 意識では、昭和時代の経済成長(世界1のGDPと所得の増加率)を引きずった円が下げ含みであると見るのは、3つの理由からです。 【長期的な実行レートでは1995年から40%に下がっている】 円の、世界の通貨の加重平均に対する価値レートの、大きな変化を示すのが、実効為替レートです。世界の通貨に対する円の価値のピークは1995年、つまり、27年前の150です。実効為替レートは、各国の経済の、要素を総合した対外的な実力を示すものです。 実力がある経済の通貨レートは上がり、他国と比較した経済力が下がると低下します。柔道や将棋の段位、ゴルフのハンディキャップと同じです。 2022年現在は60です。150に対して60%もの円安です。世界の主要通貨では、円がもっとも下がっています。円と日本経済は強いというのは、27年前までの幻想です。 2012年から2020年のアベノミクスが果たしたのは円の弱体化です。マネーの量を増やし、血圧上昇剤を投与し、日本経済の血管の老化を早めたことも、ここから分かります。 血管の老化は、生活習慣病の元になるものです。 http://honkawa2.sakura.ne.jp/5072.html 135円、136円に下がっても、まだ下げ含みである理由は、3つです。それぞれの根拠となる原因には、複雑性があるので、以下で、1項目ずつ書きます。 「通貨の理論」を論じて検討することを現代経済学は行わないので、「通貨への通説」の陰に隠されていることを、掘り起こす必要があって、長くなります。 「なぜゼロ金利国債を、中央銀行のマネタイゼーションで現金にすることができるのか」ということに、約10年前に疑問をもち、研究してきたのです。「ゼロ金利国債の発行=企業と世帯の通貨増加」とするMMTへの反論でもあります。

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