2022.07.01更新分
■ 需要高まる!高性能な「窓」に注目 ~ 高価格ながら需要は急拡大
記録的な猛暑が全国的に続く昨今、電気料金の値上がりが続いていることもあり、家計の光熱費はうなぎのぼり。そんななか、価格は高いが断熱性や強度に優れた高性能な「窓まわり」の製品というのが売れ行き好調であるという。
気候変動の影響で想定を超えた豪雨や強風に見舞われるケースなどもあり、窓の強度も高いものが求められる。むろん、断熱性が高まれば省エネにもなり、結果的に二酸化炭素の排出削減にもつながる。断熱性や強度を高めるには、従来からある金属(主にアルミ)製のサッシから「樹脂製」のものに切り替えた方がよいとのことで、実際に近年は樹脂製サッシのシェアが高まっている。日本サッシ協会(東京・港)によれば21年度の樹脂製サッシのシェアは25%まで高まっており、15年度比では9.8%ポイントもの伸びとなっている。
当然、関連する企業においても様々な商品開発が行われており、環境省が実施しているCO²削減性能が高い製品を認証する制度に挑戦するケースも目立ってきている。
たとえば、住設大手のLIXILは昨年度からスタートしたCO²削減に大きな効果をもたらす製品を認証する新制度=「環境省LD-Tech」において認証を取得。あえて「地球にやさしい」製品を選択するユーザーは少なくないようで、企業としても高性能・高価格帯の製品は利益率が高めであることもあり、その開発や製品化、販売に力を入れる。
以下に、関連の銘柄と具体的な取り組みについて見ておきたい。
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