今週始めにかけては、内外の株式市場では、「弱気相場の中での上
昇局面(ブルトラップ)」が巻き起きていました。
が、警戒を緩めてはいけません。
パウエルFRBのインフレ退治への本気度は、日に日に強まってい
ます。
アメリカ経済はほぼ確実に、向こう2年以内に「景気後退(リセッ
ション)入り」することでしょう。早ければ1年後には「景気後退
(リセッション)入り」でしょう。
そして、「市場の暴落」は、アメリカ経済のリセッション入りに先
行します。
インフレという名も魔物が魔法のビンから飛び出してしまったら
ん、そう簡単にインフレは退治できません。
インフレの猛威はしばらく続きます。FRBの引き締めもしばら
く続きます。
6月30日には「アメリカの5月の個人消費支出」が発表になり
ました。5月のアメリカ国内のインフレが高止まりする中で、
アメリカ国内の消費が減速し始めている兆候が明らかになりまし
た。
今後は、好調だった企業業績も下方修正が相次ぐことでしょう。
失業率も上昇してゆくことでしょう。
アメリカの経済および株式市場の行方は、今後パウエルFRBの
「高インフレ退治のための金融引き締め」が「ボルガー的に厳し
いもの」になるのか?あるいは「アーサー・バーンズ的な比較的厳
しくないもの」になるのかによって、大きく違ってきます。
今後は、パウエルFRBの「アーサー・バーンズ化」に要注目!!!
今回の景気後退は深刻なものにはならないかもしれません!!!
夏から秋にかけて(?)の市場の暴落に怯んで、パウエルが金融引
き締め政策を大転換、何処かの時点で「利上げを停止」を示唆する
可能性があります。
そして、その可能性は高いです!!!
その時は「ビック・チャンス到来」です。
ただし、パウエルFRBが「アーサー・バーンズ化」すれば、アメ
リカ経済は向こう5年の長きにわたって「スタグフレーション」
に苦しむ可能性が高くなります。
このケースですと、S&P500は「ざっくり目安として3,40
0~4,800ポイントの間」の「ボックス相場」に入ることでし
ょ
う。
岸田政権下で売られるだけ売られた「バーゲンセール状態」の日
本株式市場は、海外の投機マネーが怒涛のように流れ込んでは怒
涛のように逃げてゆく、その繰り返しの場に落ちぶれています。
今週号の「~勝利の女神~」では、
2022年のS&P500の「底値」を上方修正しています。
S&P500と日経平均の2022年末の株価目標も、
参考までにザックリですが、上方修正しています。
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