ウクライナ戦争の星取表

ウクライナ戦争の星取表 　2月24日のロシアによるウクライナ侵攻からすでに4か月以上も戦闘が続いています。このところロシアが南東部を支配しつつあり、優勢に見えますが、ウクライナのゼレンスキー大統領の必至な要請もあり、ドイツでのG7、スペインでのNATO会議では、改めてウクライナへの軍事支援を確認しました。そしてロシアの蛮行が世界を敵に回し、経済制裁がロシアにボディブローのように効いてきました。 　一方のウクライナは、西側の支援を得て応戦し、欧州国家の仲間入りをし、欧米との安全保障体制構築に向けて前進していますが、兵士や一般市民の犠牲が大きく、このまま戦闘を続ければ失うものも大きくなります。ゼレンスキー大統領は領土を挽回して年内には停戦に持ち込みたいとしています。 　ロシアを戦闘に引きずり込んだ世界寡頭勢力は、ウクライナを介して欧米とロシアを戦わせ、双方の力を消耗させたところで、中国を利用して世界新秩序を打ち立てたいとの狙いがあるとの見方があります。米国もロシアの力が衰退することを狙って、ウクライナ支援を続けていますが、自ら兵を出すでもなく、米国の消耗は財政を別にすれば限定的で、むしろ米国は漁夫の利を得ている感さえあります。