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神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる
第1回
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世襲議員が日本を滅ぼす!
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みなさま、こんにちは!
「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。
今回のテーマは「世襲議員が日本を滅ぼす!」です。
まもなく第26回参議院議員通常選挙の投票日(7月10日)を迎えます。よいタイミングなので「世襲議員の闇」についてえぐっておきたいと思います。
日本の国会議員数は710名(衆院465名・参院245名)ですが、3人に1人が世襲議員です。
衆院の自民党に限れば4割が世襲なので、石を投げれば大抵当たるでしょう。
それほど日本は、世襲議員だらけなのです。
米国では、上下両院議員で、5%以下の世襲比率です。
ここでいう世襲議員の定義は、議員本人と配偶者の3親等内に国会議員、地方議員、地方首長などがいた場合です。
世界でも突出して、世襲議員の比率が高いという「奇観」を呈しているのが、この日本なのです。
世襲議員は当選しやすく、若くして選ばれるため、政権与党内でも早く出世できます。世襲議員同士の身びいきや、親の七光りもあって、注目度も高くなりがちです。もちろん、見識や能力、適性といったことは、へったくれも問われません。
「一族」の保身と利権の維持が第一義の目的となっているわけで、「家業」としての政治家継承ですから、政治への志(こころざし)そのものが異質性を帯びています。
社会人としてのスタートからして、自力で道を切り開くことなく、端(はな)から一般国民をなめている存在なわけです。
しかし、こうした世襲議員ばかりが増殖してきたのが日本の国会の実態なのです。
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