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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第575号(2022/7/3) 株価は過度の懸念で低迷、海外長期金利や為替に変化/トランプ関税は引き下げ?
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
7/16(土)名古屋(8/20)
7/23(土)高岡(2/20)
7/30(土)浜松町(5/30)
8/6(土)ウェブ(9/150)
新型コロナウイルス流行の影響で、通常より定員が少ない会場が多いです。
また、会場や会場のある地方自治体が、新型コロナウイルス感染予防策を、強化あるいは緩和することによって、定員が増減すること(増えることも減ることも)がありえます。
加えて、直前でもセミナーを中止することがありえます。
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も、公表可能なものがあれば、掲載しています。
☆過ぎし花~先週(6/27~7/1)の世界経済・市場を振り返って
<主要国の株価は底割れはなかったが、過度の懸念で低迷、米長期金利や円相場、国際商品市況に変化が広がった>
(まとめ)
先週は、株式市場においては、主要先進国の株価指数の多くは底割れとはなりませんでしたが、上値の重さが目立ちました。その背景には、経済動向などについて、過度の悲観があると解釈しています。
一方で、米国の長期金利や円相場、国際商品市況について、インフレの鎮静化や金利の反落、円高方向への揺り戻しといった、これまでの市場動向とは逆の変化が生じています。
(詳細)
先週の世界市場を見渡すと、株価動向については、日米等主要先進国の株価指数の「多く」は、6月安値を下回りませんでした。ただし欧州では、英FT100指数は底割れしていませんが、仏CAC40は安値ぎりぎりまで迫る状況で、独DAXは若干ながら先週は安値を更新しました。
こうした主要国の株価指数の上値の重さには、特に米国景気に対する悲観論の広がりが市場心理を悪化させていることがあると考えます。そうした悲観論に力を貸した先週の材料として、いくつかの経済指標の発表が挙げられますが、それについては、悲観論が行き過ぎだと考える背景も含めて、後の「盛りの花」で詳述します。
また株式市場以外では、景気に対する懸念によるものと推察されますが、国際商品市況の調整が生じ、それが米国長期金利を押し下げました。そうした海外長期金利の低下やこれまでの反動もあって、外国為替市場では全面的な円高が進みました。
国際商品市況の動きや米国を中心とした長期金利の低下は、これまでの傾向に逆行する新しい動きですが、その点もやはり「盛りの花」で述べます。
こうして、先週の市場動向の解説のうち、大半を「盛りの花」に先送りして恐縮ですが、ここで先週の騰落率ランキングを確認しましょう。
先週の主要な株価指数の騰落率ランキング(現地通貨ベース)で、騰落率ベスト10は、
アルゼンチン
ポルトガル
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