【Vol.400】佐高信の筆刀両断～あなたの選挙です～

▼▽▼ Vol.400 -------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 佐高信の筆刀両断～あなたの選挙です～ 　　　　　　　　　　　　　　　2022/7/8 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 １・筆刀両断　あなたの選挙です ２・会えなかった人(26)　林光一のルンペン哲学 ３・雑記 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ このメルマガのバックナンバーは全てこちら https://www.mag2.com/archives/0001634907/ でご覧いただけます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ １・筆刀両断　あなたの選挙です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 社民党の選挙応援をやっていて「お願いします。」と演説することに抵抗がある。 「お願い」するのは選挙民の方だと思うからだ。 それで、先ごろの杉並区長選挙で２００票足らずの差で現職の田中良に勝った岸本聡子が 「私の選挙ではありません。みなさんの選挙です」と強調していたと聞いて、すこぶる共感した。 彼女は「みんなでつくるみんなのまち」がキーワードだという。 ここに杉並区に住む東京女子大学生が区長候補者にインタビューした記録がある。 岸本と田中のそれを引くが、あまりに対照的である。 大学を卒業したら杉並区から引っ越す予定だが、 「私を引き止めてみて下さい」という問いかけに、田中はこう答える。 「杉並区は人口が減少し、著しく過疎化しているという状況じゃないので、 地方の首長さんが引き止めようという切実さとはまったく次元が違うと思うんだよね」 それに対して岸本は「杉並のいまのよさを守っていくことじゃないか」と言い、 「商店街があって、ちょっとおしゃれな所もあって、 そういう個性的な文化が残る街」である杉並を大事にしたい、と続ける。